メイウェザー登場とあって、現地にはメディアだけではなくファンも多数詰めかけていたが、メイウェザーは「日本ではベストを尽くす」などと最初は控えめに話していたが、話の長さは相変わらずで、途中、格闘家の平本蓮が通訳として入ると、メイウェザーから耳打ちをされた平本は、嘘か本当か未来を挑発する言葉のオンパレード。これには、さすがの未来も少し癇に障ったのか、「話が長い!もう少しまとめて話せないのかね」と言い返す場面も見られた。
今大会は前後に開催されるイベントの都合で、さいたまスーパーアリーナを4万人以上収容できるスタジアム仕様にはせず、2万人強入るアリーナ仕様で開催されるため、東京ドームに5万人以上集めてフルハウスにした6月の『THE MATCH 2022』にライブ収益では劣るが、世界的な知名度を誇るメイウェザーのエキシビションマッチとあって、世界のPPV収益は比べものにならない額になりそうだ。今回も『THE MATCH 2022』に続いて、ABEMAがPPVで生中継をすることも発表された。榊原信行CEOは「『THE MATCH 2022』をフジテレビさんが撤退したことで、新しいビジネススタイルが生まれた」と話していたが、地上波に頼ることのないビッグマッチの開催をRIZINは継続して行くようだ。
また、この日の会見で榊原CEOは「本日から私たちの最初のRIZINの国際的イベント、ハワイで来年行われるそのイベントの準備に入ります」と2023年にハワイ大会を開催すると発表。今年は那須川天心と武尊に続き、メイウェザーと未来というスーパーファイトが開催されるが、この2試合が終わっても格闘技の灯をRIZINは消さない。
(どら増田 / 写真ⒸAbemaTV, Inc./RIZIN FF)