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中絶を拒否した女性を射殺 遺体を草むらに捨てた交際相手の男を逮捕

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画像はイメージです

 交際相手の妊娠が発覚したら、素直に喜ぶ人がほとんどだろう。海外では予期せぬ妊娠をきっかけに、とんでもない事件を起こした人がいる。

 アメリカ・ヴァージニア州の道路脇で、射殺された妊婦女性の遺体が見つかった事件で、警察が交際相手の男を逮捕した。海外ニュースサイト『WTVR』『International Business Times』などが8月19日までに報じた。

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 報道によると、ハンプトン地区在住の20歳の女性は、7月初めに妊娠が発覚したという。父親は交際相手で、海軍所属の27歳男だ。女性は男に妊娠の事実を告げると、男は中絶を強く希望。2人は話し合った結果、お腹の赤ちゃんを諦めることに。妊娠12週目の7月20日に中絶手術を予約した。手術当日女性は病院へ。男も女性に付き添ったそうだ。しかし手術直前、女性は心変わりをして、中絶手術を受けなかった。女性は赤ちゃんを産みたかったとみられる。

 中絶費用を全額支払った男は激怒し、2人は病院の駐車場で、激しく言い争いをしていたそうだ。その日の夜、男は女性を射殺し、女性の遺体を郊外の道路脇の草むらに捨て去ったという。

 翌日、通行人が女性の遺体を発見し警察に通報した。女性は当初、身元が分からず、警察は体のタトゥーを公開して情報提供を呼び掛けた。しばらくして、女性の身元が判明。警察は交際相手の男に話を聞くも、男は「女性の大家さん」と名乗り、「女性とは会っていない」などと主張していた。

 警察が病院の監視カメラを確認すると、7月20日に男が女性とともに、病院を訪れる姿が捉えられていた。警察は女性の家族や友人らにも聞き込みを実施。「男が女性の交際相手で間違いなく、中絶の件でもめており、交際は順調でなかった」など、証言が複数得られたそうだ。これらの証拠をもとに警察は、中絶を拒否した女性に激怒して殺害したとみて、8月11日に男を逮捕した。

 男は容疑を否認している模様。男は「女性宅に女性を車で送り届けた後、自宅に戻って寝た」と主張。8月19日に開かれた予備審問の際、男の代理人弁護士は、保釈申請をしたのみで、事件については語らず。次回の裁判は12月6日の予定だ。男側は、検察側と争う方針とみられる。なお、男の保釈申請は認められていない。

 このニュースが世界に広がると、ネット上では、「自分の子どもなのに。血も涙もないな」「子どもが欲しくないなら、なぜ避妊しないのか」「一方的に産みたいと言われても確かに困る」「意見が違っても、殺す選択肢はない」「中絶しろと言われただけでもショックなのに、殺されるなんて。女性が気の毒過ぎる」「男は女のことを愛していなかった。これがすべてだ」といった声が上がった。

 子どもを持つかは、カップルでよく話し合って決めるべきことかもしれないが、たとえ意見の相違があったにしても、お腹の子どもとともに命まで奪うなど、絶対に許されるものではないだろう。

記事内の引用について
Navy lieutenant killed his pregnant girlfriend because she did not get an abortion, prosecutors allege(WTVR)より
https://www.wtvr.com/news/local-news/bond-denied-emmanual-dewayne-coble-raquiah-paulette-king-murder
Virginia Navy Officer Allegedly Killed Pregnant Girlfriend After She Refused to Get an Abortion(International Business Times)より
https://www.ibtimes.sg/virginia-navy-officer-allegedly-killed-pregnant-girlfriend-after-she-refused-get-abortion-66351

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