アイルランド・ウォーターフォードで、地元に住む20代の女性が「GoCar」というカーシェアリングサービスを利用して車をレンタルするも、車内から男性の遺体が出てきたと海外ニュースサイト『Mirror』と『Express.co.uk』、『METRO』などが7月24日までに報じた。
「GoCar」とはアプリを介して近くの車を予約できるカーシェアリングサービスである。アプリを使用して車の鍵を外側から開け、グローブボックスに入っている車の鍵を取り出して運転する。運転後は、車は乗り捨て可能だ。なお、アイルランドではほとんどの場所で路上駐車ができ、利用者は路上駐車された利用可能な車を予約し、利用後は路上に駐車しておけばよい。
報道によると7月18日、女性は同アプリを使用して車を予約し、運転したという。女性は約5マイル(約8キロメートル)離れた目的地まで運転する予定だった。運転し始めたものの、女性は車内から異臭がすることに気づいた。女性は停車し車のトランクを見た。するとそこに男性の遺体があったという。
情報筋が女性の当時の心境について『Express.co.uk』に明かしているが、「彼女は運転中に変な臭いがすることに気づいたが、それが何なのか分からずガス漏れのようなものかと思っていた」「しかし、しばらくしても臭いが消えなかったため車を止めて車を調べた。そしてトランクの中に衝撃的な発見をした。彼女はすぐに警察を呼んだ」と話している。
警察によると、遺体で発見された男性は40歳で、女性が車をレンタルした場所の近くの出身者だという。男性は約2週間前に行方不明者として登録されていた。事件か事故かは不明だが、男性は女性の前に同じ車をレンタルしていたことが現在までに分かっている。
事件を受け「GoCar」を運営する親会社は「我々は今回発生した事件の調査に全面的に協力します。この度亡くなられた方に心よりお悔やみ申し上げます」とコメントしている。
このニュースが世界に広がると、ネット上では「車を運転して遺体を発見するなんて怖すぎる」「カーシェアリングサービスは便利だけどこういう面が怖い」「自殺だった場合、わざわざボンネットに入らないと思うし、事件性があるように思う」「女性が運転できたということは鍵はグローブボックスに入っていたということ。となれば遺体で見つかった男性が一人でできることではないし自殺とは思えない」「事件だとしたら犯人は男性を殺害後に証拠の隠滅を図るために、男性のスマホから車をレンタルして男性をボンネットに入れ、鍵をグローブボックスに戻したのかも」「運転した形跡があれば、GoCar側がある程度の情報を提供すれば自殺か他殺か分かりそう」「謎が多い事件。遺体を発見した女性のメンタルも心配」といった声が挙がっていた。
便利なサービスの利用には十分な注意も必要だが、サービスを運営する会社側の管理が十分行き届いているかも重要な点となるだろう。
記事内の引用について
「Irishwoman driving rental car finds dead body in boot after pulling over to investigate strange smell」(Mirror)より
https://www.irishmirror.ie/news/irish-news/irishwoman-driving-rental-car-finds-27554775?_ga=2.203819728.1386037856.1659505264-4190617094.1659447194
「
Horror as woman finds dead body in boot of rental car after noticing strange smell」(Express.co.uk)より
https://www.express.co.uk/news/uk/1644966/Ireland-news-woman-finds-dead-body-in-boot-go-car-rental-strange-smell
「Woman finds dead body in boot of rental car after noticing funny smell」(METRO)より
https://metro.co.uk/2022/07/24/ireland-woman-finds-body-in-boot-of-rental-car-after-funny-smell-17057248/