警察によると女性は7月20日、携帯電話にURLが記載されたショートメッセージが届いていることを発見すると、そのURLを開いてしまう。そこには「無料で4億5000万円もらえる」などと記載が。本来、そのような話はあり得ないが、女性は信じてしまい、手続きを進めてしまった。
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結局、URLつきのメッセージは15回届き、それを開くたびに登録料などと称し、電子マネーでの入金を要求される。その全てを信じ、電子マネーの個別番号を伝え続け、計40万3000円を騙し取られた。
女性はいつまで経っても4億5000万円が振り込まれないことを不審に思い、消費生活センターに相談。ここで詐欺被害に気が付き、警察に被害届を提出した。現在のところ、詐欺グループの容疑者などはわかっていない模様だ。
この事件に、ネットユーザーからは「どうしてこんな話を信じてしまうのか。普通に考えて4億5000万をいきなりただでもらえるわけがない」「4億5000万欲しさに登録してしまう気持ちは理解できるが、15回も登録料を要求されて詐欺だと思わなかったのか」「70歳にもなって4億5000万も欲しいものだろうか。強欲すぎると思う」「世の中には億単位の金を騙し取られた人もいる。40万くらいで(終わって)良かったのでは」などの声が上がる。
一方で、「携帯電話のメールサービスが始まったころからある詐欺。なぜなくならないのか」「警察は一体、何をしているのか。騙された人間が責められる社会はおかしい」「携帯電話会社側で何か防止策を講じることはできないのか」という指摘も出ていた。