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東京女子プリンセスカップ鈴芽が準々決勝進出で辰巳リカと対戦へ「あこがれの辰巳リカを超えます!」

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ミカヅキ流星群を放つ鈴芽

 東京女子プロレスは、夏のシングル最強決定トーナメント『第9回東京プリンセスカップ』を23日、東京・新宿FACEで開催した。

 メインイベントでは、鈴芽と原宿ぽむが2回戦で対戦。試合は開始早々、場外で原宿が虫取り網を鈴芽の頭に被せて捕獲し、トリッキーな動きを披露。これに困惑した鈴芽は丸め込みを連発するも、原宿は返しまくり、スネ蹴り、ミサイルキックで攻め込んでいく。

 形勢逆転を狙う鈴芽はスリーパーから変型ネックロックで絞め上げるも、エルボー合戦から、原宿はエプロンで「ぽむ・ど・じゃすてぃす」を炸裂させるがカウントは2。鈴芽はコーナーからミカヅキ流星群を放ち、リング・ア・ベルを狙うが、これを阻止した原宿は逆さ押さえ込みで丸め込む。カウントは2。続けて、原宿がセカンドロープに上ったところで、鈴芽が雪崩式のフェースバスターを決めると、勝機と見たか、一気にリング・ア・ベルを叩き込んでカウント3。鈴芽が準々決勝進出を決めた。

 試合後、鈴芽は「ぽむさん、何してくるか分からないし、スネ痛い。でも私が勝ちました!次は私があこがれて東京女子に入るきっかけになったリカさんと当たります。この夏、あこがれの辰巳リカを超えます!その先にめざすのはもちろん優勝です」と約1年先輩の原宿に勝った勢いで、辰巳リカを超えると高らかに宣言。

 バックステージで鈴芽は「(1回戦は)シードだったんですけど、まず1勝。ぽむさんは予測不能なことをしてきました。でも執念みたいなものを私に向けてくれてうれしかったです。私はリカさんの全力で戦う姿にあこがれて東京女子に入ったんですけど、私もそんな風に全力で生きたいなって。この道を選んだからこそ、この道じゃないと成し遂げられないことをしたい。それが辰巳リカを倒すことです」と試合を振り返りながら、次の辰巳戦を見据えていた。

 これに、中島翔子&坂崎ユカ戦を終えた辰巳は「鈴芽のコスチュームに大きい羽が生えたばかりだけど、むしり取りたい」と言うと、パートナーの渡辺未詩に「その先の決勝で会おう!」と辰巳の中では、渡辺との決勝を描いているようだ。

 一方、惜しくも2回戦で敗れた原宿は「鈴芽とシングル初めてだったんですけど。前にタッグで負けた時、人生終わっちゃうくらい悔しかったんです。その気持ちを久々に思い出したなって。この経験は絶対欠かせないものだと思うので、『ぽむちゃん2022サマー』はきっと最高の思い出になると思います」とタッグに続いてシングルでも敗れたのはショックだった様子。
鈴芽と辰巳は、今年4.10東京・新木場1stRING大会でシングルマッチを行い、鈴芽が善戦するも敗れている。この3か月で急成長を遂げているだけに、7. 31、東京・大手町三井ホール大会での準々決勝は注目だ。

◆東京女子プロレス◆
『東京プリンセスカップ』
2022年7月23日
東京・新宿FACE
観衆 202人
▼トーナメント2回戦(時間無制限1本勝負)
○鈴芽(9分29秒 片エビ固め)原宿ぽむ●
※リング・ア・ベル

(どら増田)

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