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大関・御嶽海、今場所の関脇転落は避けられない?「力士生命にも関わる」稽古後に明かした右肩不安に心配相次ぐ

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御嶽海

  5月場所で「6勝9敗」と負け越しを喫し、7月場所は負け越しなら関脇転落のカド番として迎える大関・御嶽海。8日に伝えられたコメントがネット上で物議を醸している。

 報道によると、御嶽海は場所初日を2日後に控えた8日の稽古後に取材に対応。その中で「(故障で稽古を)全然やっていない」、「正直、初日、2日目と取ってみないと分からない。未知です、未知。ぶっつけなので」と不安要素を口にしたという。

 御嶽海は5月場所初日(8日)で土俵下に転落しながら平幕・高安を押し出しで破った際、転落の衝撃で右肩を負傷していたことを6月下旬に明かしたと伝えられている。取組からは2か月が経過しているが、患部の状態は思わしくなくあまり稽古も積めていないようだ。

 >>大相撲、大関・御嶽海戦で行司が大失態!「引退考えた方がいい」取組中の接触・土俵下転落に怒りの声相次ぐ<< 

 この御嶽海のコメントを受け、ネット上には「未だに稽古に支障が出てるってそんなに重い怪我だったのか」といった驚きの声と共に、「カド番だから休みにくい状況だけど勇気をもって休んでほしい、怪我前の状態に戻れば再復帰も十分可能だろうし」、「そこまで状態悪いなら今からでも休場を決断するべき、力士生命にも関わるリスクもゼロじゃないんだぞ」と休場を勧めるコメントも少なからず見られた。

 「御嶽海は今場所で8勝以上をマークできなければ関脇転落となり、来場所は特例での大関復帰条件となる10勝以上が求められる状況となります。普通ならまず休場は選択肢に入らない状況ではあるのですが、ファンの間では故障で調整ができない中で出場しても勝ち越しは望めないとして、今場所は休場して回復に努めた方がいいという意見も散見されます。御嶽海はけがをした5月場所前までは3場所連続で2ケタ勝利をクリアしており、2022年1月場所では『13勝2敗』で優勝を果たしてもいますので、けがが癒えれば復帰条件の10勝は十分にクリア可能と思われます。逆に、もし強行出場で右肩悪化、別箇所故障ということになれば途中休場に追い込まれ関脇に転落する展開はあり得ますし、来場所以降も引きずり最悪、二度と大関に戻れなくなる可能性もゼロではありません」(相撲ライター)

 8日の報道では「勝ち越すというか、10勝できれば」と2ケタ勝利を目標に掲げたことも伝えられている御嶽海。目標実現なら文句なしでカド番脱出となるが、コンディション不良を抱える中、白星を積み重ねることはできるのだろうか。

文 / 柴田雅人

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