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「国技館でボールを蹴ってみたり」相撲協会・八角理事長が構想明かす スポーツの垣根越えた『TOKYO UNITE』プロジェクト始動

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『TOKYO UNITE』参加チーム・団体代表者13名、東京都・小池百合子知事、スポーツ庁・室伏広治長官

 7日に行われた『TOKYO UNITE』報道発表会に、日本相撲協会・八角理事長(元横綱・北勝海)が登場。同プロジェクトへの思いや具体的構想などを語った。

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 『TOKYO UNITE』は本拠地を東京に置く14のスポーツチーム・団体が、チームや競技の壁を越えて協力し合い、新たな価値を生み出していくことをめざす社会イノベーションのプロジェクト。会見には八角理事長をはじめとした各チーム・団体の代表者に加え、スポーツ庁・室伏広治長官や東京都・小池百合子知事も登場した。

 会見であいさつした八角理事長は「日本相撲協会の定款第3条には『我が国固有の国技である相撲道の伝統と秩序を維持し、相撲文化の振興と国民の心身向上に寄与することを目的とする』と記されており、相撲文化の振興と国民の心身向上に役立つことが我々の成すべき使命だと考えております」と、その責任を明らかにした。

 その上で、「この『TOKYO UNITE』の取り組みが東京の活性化につながり、ひいては国民皆さまの幸せ、子どもたちの生き生きとした生活につながることを心から祈念しております。日本相撲協会も全面的に協力し、積極的に取り組んでまいりますのでよろしくお願いいたします」と同プロジェクトへの全面協力を約束した。

 八角理事長は会見後半には具体的な協力方法として、東京場所が開催されない時期に、子どもたちがいろいろな運動ができるスペースとして両国国技館を開放したいという考えを明かした。「今東京の中ではだいたい、公園の中でキャッチボールとかボールを蹴るとか、そういうのは禁止なところが多いんですね。ですから、国技館の中で思い切りボールを蹴ってみたり投げてみたり、そういうことができるんじゃないか」と、遊び場を失っている子どもたちの受け皿になれればとコメントした。

 また、「その後にちゃんこ鍋でも作ってあげたりとか、そういうこともいろいろ、メンバーと相談しながらですけどやっていければなと思っております」と、角界ならではの構想も口にしていた。

取材・文 / 柴田雅人

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