八角理事長
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スポーツ 2023年07月27日 11時00分
大関逃した大栄翔、角界OBが後半の“異変”指摘「足全然出てなかった」 八角理事長も内容に不満か
元大相撲力士の貴闘力氏(元関脇)が25日、自身の公式YouTubeチャンネルに動画を投稿。関脇・大栄翔にまつわる発言が話題となっている。 今回の動画で貴闘力氏は9~23日にかけ行われた大相撲7月場所について、複数力士の名を挙げながら振り返った。その中で、同場所に大関とりがかかっていた大栄翔が後半失速した理由を指摘した。 7月場所の大栄翔は序盤5日間、6~10日目の中盤戦はそれぞれ「4勝1敗」をマーク。大関昇進目安(三役で直近3場所33勝以上)をクリアする11勝以上まで残り5日で3勝に迫った。ところが、11日目~千秋楽の後半戦で「1勝4敗」と急失速し、目標の11勝はおろか2ケタ勝利すら達成できなかった。 >>豊昇龍、優勝なければ大関になれなかった?「厳しすぎないか」審判部長が高いハードル設けたワケは<< 後半の失速が響き大関を逃した大栄翔について、貴闘力氏は「もったいないね…」とため息。続けて「勝ち、大関を意識すると、後半戦はもう足が全然出てなかったね」と、重圧の影響からか後半戦は体があまり動いていなかったように見えたと指摘した。 大栄翔は立ち合いから勢いよく当たり、回転の速い突き押しで相手を攻めたてる相撲が持ち味の力士。ただ、貴闘力氏によると「緊張して足が出なくなるからケツが後ろに残るような形。で、思い切り行ったらはたかれて落ちてしまう」、「そういうふうな相撲をとると当たれなくなる」と、後半5日間はその持ち味がほとんど出ていなかったという。 「意識しないようにしようと思っても、大関になれるって意識があったんだろうね」と、後半戦を戦う大栄翔の胸中を推測した貴闘力氏。「10番だとあるかもしれないけど、9番だとキツイ。11番なら確定だったのにね」と、3場所31勝での大関とり失敗を惜しんでいた。 貴闘力氏の発言を受け、ネット上には「確かに後半は上半身だけで押してるように見えた」、「だから3日連続(11~13日目)ではたき込み食らったのか」、「残り5戦で3勝を意識し過ぎて動きがガチガチになったんだろう」、「連敗止めようとして変な相撲もとってたしな」といった同調の声が寄せられている。 大栄翔は「8勝5敗」で迎えた14日目の平幕・阿武咲戦で、立ち合い突っ込んでくる相手に対して左に変化。そのままはたき込みで勝利したものの、取組後の報道では八角理事長が「大関としてやっていけるかどうかの見極めで、こういう大関を見たいと思いますか? お客さんが納得できると思いますか?」と怒りをにじませたことが伝えられている。本来の取り口とはかけ離れた逃げ腰の相撲を選択してしまうほど、大関とりの重圧は相当なものだったようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について貴闘力氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/@takatorikibeya
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スポーツ 2023年07月24日 12時20分
豊昇龍、優勝なければ大関になれなかった?「厳しすぎないか」審判部長が高いハードル設けたワケは
23日の7月場所千秋楽で大関昇進目安(三役で直近3場所33勝以上)をクリアし、自身初優勝も果たした関脇・豊昇龍。大関昇進を預かる相撲協会・佐渡ヶ嶽審判部長(元関脇・琴ノ若)の発言が物議を醸している。 報道によると、佐渡ヶ嶽審判部長は豊昇龍が優勝決定戦を制し「12勝3敗」で優勝した千秋楽終了後、八角理事長(元横綱・北勝海)に大関昇進を諮る臨時理事会の招集を要請。これにより豊昇龍の大関昇進は確実となったが、同部長は同日に応じた取材の中で「優勝が条件だった」と明かしたという。 豊昇龍は先々場所10勝、先場所11勝をマークしており、今場所は12勝以上なら昇進目安をクリア。その豊昇龍について、佐渡ヶ嶽審判部長は場所前に「取組を見て、あとは勝ち星ですよね。千秋楽まで相撲を見る形になると思います」と、相撲内容・勝利数を総合的に判断すると口にしたことが伝えられていた。 >>元横綱・白鵬が豊昇龍の取り口に苦言「本来してほしくない」 逆転狙いの強引投げを問題視、トーナメント戦で指摘も響かず?<< 佐渡ヶ嶽審判部長の発言を受け、ネット上には「優勝が条件ってさすがに厳しすぎないか」、「場所前にはそんなこと一言も言ってなかったじゃないか」、「決定戦負けて優勝同点なら見送るつもりだったのか? それは酷すぎるわ」、「格上総崩れだからってここまでハードル上げるのはどうなのか」といった批判が寄せられた。 「今場所は初日から貴景勝、霧島(4日目から再出場)の2大関が初日から休場。さらに、4日目からは横綱・照ノ富士も途中休場と、豊昇龍より格上の力士たちはほぼ総崩れ状態となっていました。そのため、審判部側は同格以下から12勝以上をマークするだけでは決め手に欠けると考え、優勝の可否を判断基準に加えたのでは。ただ、『大関で2場所連続優勝もしくは、それに準ずる成績を挙げた者』と定められている綱とりならともかく、大関とりに優勝を求めるのは厳しすぎると不満を抱いたファンも少なくなかったようです」(相撲ライター) 結果的に優勝を果たしたため、無事に大関昇進となりそうな豊昇龍だが、仮に決定戦で敗れ昇進が見送られた場合は、佐渡ヶ嶽審判部長にファンからのブーイングが上がっていた可能性も決してゼロではなさそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年07月11日 19時30分
新大関・霧島、7月場所休場を撤回したワケは 八角理事長も嘆き、不名誉な記録樹立に責任感じた?
大相撲7月場所初日の9日、相撲協会に「右肋骨骨挫傷で約3週間の安静加療を要する見込み」との診断書を提出し同場所を休場していた新大関・霧島。12日の4日目から途中出場することを11日、複数メディアが報じた。 報道によると、霧島はぶつかり稽古などを行った11日の朝稽古後、師匠・陸奥親方(元大関・霧島)と話し合い途中出場を決定。同親方は「本人は『全然動けるので、とらせてください』と。出たら休めないぞと言ったが『大丈夫』と言うので」と、再休場は認めないと伝えても本人が出場を訴えたため意思を尊重したという。 霧島は7月場所へ向け順調に調整を進めていた中、1年前から抱えていたという右肋骨の痛みが悪化。7~9日まで稽古ができなかったこともあり休場を余儀なくされたが、陸奥親方は10日に「今は病院に行っている。ただ、おとといよりも昨日、昨日よりも今日の方が良くなっている。明日(11日)ぐらいに、まわしを着けられれば」と、11日の朝稽古次第では途中出場もあると含みを持たせていた。 >>大相撲、大関とり・豊昇龍戦で誤審? 取組後映像から疑惑浮上「先に手ついてる」、相手の体勢も判定に影響か<< 霧島の途中出場を受け、ネット上には「は? 今から強行出場は無茶しすぎでは?」、「故障悪化のリスクもあるのに出るのはちょっとビックリ」、「全休でもカド番に落ちるだけだし、仮に全勝でも優勝できるかは怪しいのに」、「新大関の責任をどうしても果たしたいってことなんだろうか」といった驚きの声が寄せられた。 「霧島はギリギリまで出場可否を探った結果、休場決定が場所初日になったため同日の平幕・錦木戦は不戦敗に。新大関の初日休場は昭和以降では2000年5月場所の武双山(現藤島親方)以来23年ぶり、初日不戦敗は初の出来事で、初日の協会挨拶では八角理事長(元横綱・北勝海)も『大関の休場は大変遺憾ではございます』と無念さをにじませていました。霧島としても、新大関としての相撲に期待していたファンをガッカリさせたことを重く受け止め、回復が進めば土俵に上がって責任を果たしたいという思いはあったのでしょう。今場所は休場で3敗分を喫しているため優勝は厳しいですが、残り12日で8勝を挙げればカド番は回避できますので、せめて勝ち越して最低限の役割を果たしたいのでは」(相撲ライター) 霧島は11日に行われた取組編成会議で、4日目に小結・琴ノ若と対戦することが決定したという。「0勝1敗2休」からスタートする今場所で果たしてどのような戦いを見せるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年04月06日 19時45分
関脇・豊昇龍、稽古後に次場所の抱負語るも厳しい声? 八角理事長も苦言、“悪癖”が治れば大関とりに光明か
先月行われた大相撲3月場所で「10勝5敗」と2ケタ勝利をマークした関脇・豊昇龍。5日に伝えられた5月場所についてのコメントが話題となっている。 報道によると、豊昇龍は同日に愛知・稲沢市で行われた春巡業での稽古後に取材に対応。その中で、関脇・霧馬山が「12勝3敗」で3月場所を制したことを念頭に「体の大きさは同じくらい。新関脇で優勝しているのは自分にとっても悔しいし、なんで自分ができないかなって。自分もやらないといけない」、「大関になるのは自分の夢。頑張りたい」と次場所へ闘志をにじませたという。 豊昇龍は今年1月場所で8勝、3月場所で10勝を挙げており、5月場所は15戦全勝なら大関昇進目安(三役で直近3場所33勝以上)を満たす状況。仮に全勝なら優勝・場所後昇進は確実で、そうでなくても2ケタ以上なら7月場所での大関とりにつながる重要な場所だ。豊昇龍は同じモンゴル出身で幼少期からの仲である霧馬山の優勝に刺激され、次場所は自分が活躍すると息巻いているようだ。 >>大相撲、豊昇龍に投げられた力士が病院送りに! 師匠は引退も覚悟、トーナメント戦以前にもあった危険な取り口<< 豊昇龍の稽古後コメントに、ネット上では次場所の躍進を願う応援コメントが寄せられた。ただ、中には「今のままなら来場所は口だけの結果になりそう」、「無理な取り口続けてる内はキツいだろ」、「楽して勝ちにいくのを辞めないと上目指すのは到底無理」といった厳しい指摘も多く見られた。 「現在23歳の豊昇龍は2018年1月場所の初土俵から5年で三役に定着と順調に出世中ですが、かねて安易な奇襲や無理な投げが目立つことが問題視されています。3月場所でも6日目の平幕・阿武咲で注文相撲を見せたり、12日目の霧馬山戦で立ち合い顔面張り手を繰り出したりと“悪癖”は変わっておらず、相撲協会・八角理事長(元横綱・北勝海)が『変化気味の楽をして勝とうとする相撲が多かった』と苦言を呈したことも伝えられています」(相撲ライター) 根深い課題を抱えながらも2020年9月場所から幕内、2022年3月場所から三役を維持し続けている豊昇龍。課題をつぶせばおじ・朝青龍氏(元横綱)のような圧倒的な存在に大化けする可能性も十分なだけに、現状を歯がゆく思っているファンも少なくないようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年01月22日 11時00分
叔父・朝青龍氏も「恥ずかしい」関脇・豊昇龍、逃げ腰相撲続けるのは心身両面に原因? キャリアへの悪影響指摘も
15日に行われた大相撲1月場所8日目。関脇・豊昇龍が“注文相撲”を見せ批判が集まった。 豊昇龍は平幕・佐田の海戦で立ち合い直後に右に変化すると、前のめりになった佐田の海を右上手で土俵下まで送り倒し勝利。格下相手の奇襲に、ネット上には姑息な取り口などと批判が相次いだ。 >>大相撲、関脇・豊昇龍に「姑息過ぎて失望」の声 格下相手に1秒で勝利、逃げ腰の相撲に批判相次ぐ<< 豊昇龍は2018年1月場所で初土俵を踏むと、2019年11月場所で新十両、2020年9月場所で新入幕、2022年9月場所で新関脇と順調に出世。次代の大関候補の一人と期待されているが、その一方で今回のように立ち合いでしばしば変化を選択することがかねて問題視されている。 2022年9月場所千秋楽の平幕・遠藤戦では、7勝力士同士の“相星決戦”にふさわしい熱戦を多くのファンが期待する中、立ち合いで右に変化。そこから右上手をつかんで遠藤を揺さぶり最後は土俵下へ押し倒したが、場内からは「あ~」というため息が上がった。 また、豊昇龍の叔父として知られる朝青龍氏(元横綱)がこの取組後に自身の公式Twitterに投稿し、「こんな取り口いいのか? 勝負から逃げる バカやろ」、「若いのに 恥ずかしい」などと豊昇龍を酷評したことも話題となった。 豊昇龍は優勝25回(歴代4位)、年6場所完全制覇(2005/史上唯一)など数々の記録を残した朝青龍氏のことをこの上なく尊敬していることが入門当時から頻繁に伝えられている。その叔父から問題視されても変化癖は治っていない状況だが、体重の問題が影響しているのではという見方はある。 豊昇龍は入門当時の体重が107キロだったが、2023年1月場所現在は146キロと約40キロ増量。それでも、今場所の幕内力士全42名の中では32位タイと小柄な部類に入っている。体重が軽い分、大型力士との対戦では立ち合いで当たり負けするリスクも高いが、このリスクを軽減するために状況に応じて立ち合い変化を仕掛けているとしても不思議ではないだろう。 また、立ち合い変化は決まれば簡単に相手のまわしを側面・背面からつかむことも可能だが、このメリットを当てにし過ぎているという可能性もある。実際、相撲協会・八角理事長も2021年5月場所7日目の大関・貴景勝戦で変化しながら敗れた取組後、「上手を取って安易に勝てばいいという気持ちではなく、(体が)小さくても当たって前まわしを取って、必死に頑張る姿をお客さんに見せてほしかった」と簡単に勝ちにいこうとしていないかと苦言を呈したことが伝えられている。 一部ファンからは「こんな相撲続けてたら大関、横綱昇進のハードルが厳しくなるぞ」と指摘されてもいる豊昇龍。注文相撲に頼っていると立ち合い強くぶつかるという相撲の基本や当たり負けしない体づくりがおろそかになったり、大関・横綱昇進に値する成績を出しても内容面が伴っていないとして昇進が見送られたりといった問題に見舞われかねないが、“悪癖”を改善することは果たしてできるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について朝青龍氏の公式Twitterよりhttps://twitter.com/Asashoryu
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スポーツ 2022年12月05日 18時30分
元大関・御嶽海に「八百長よりタチ悪い」貴闘力氏が酷評 豊昇龍戦での無気力相撲を問題視、八角理事長の言葉も響かず?
元大相撲力士の貴闘力氏(元関脇)が3日、自身の公式YouTubeチャンネルに動画を投稿。関脇・御嶽海(元大関)にまつわる発言がネット上で話題となっている。 今回の動画で貴闘力氏は「全幕内力士を斬る! 三役編」と題し、11月場所で三役(大関・関脇・小結)に在位した力士たちの良かった点、悪かった点などを話した。その中で、貴闘力氏は今場所「6勝9敗」と負け越した御嶽海のある一番に苦言を呈した。 貴闘力氏が問題視したのは、「4勝6敗」で迎えた11日目の関脇・豊昇龍戦。御嶽海は前日までに「9勝1敗」と優勝争いトップに立つ豊昇龍に対し、立ち合いすぐに右四つを許す。体勢十分の豊昇龍は両腕で引きつけながら前に出たが、御嶽海は特に抵抗を見せないまま簡単に寄り切られ敗戦している。 >>元大関・御嶽海が取組中に棒立ち、芝田山親方が怒り? 豊昇龍戦での無気力相撲にファンも呆れ「勝ちたくないのか」<< ほぼ棒立ちのまま取組時間約5秒で瞬殺された御嶽海について、貴闘力氏は「八百長よりタチが悪い。見ててガッカリだもん、あんな相撲取って」と終始無気力で全く勝つ気が見えなかったと酷評。続けて、「あんな相撲取るんだったら、出羽海親方(元幕内・小城乃花)も早く休場させるかどうかしなきゃ。どっか痛いなら痛いで、土俵に上がってくるのは失礼だから」と、状態に問題があるなら師匠が休場させるべきだったのではと指摘した。 さらに、貴闘力氏は「闘志がないならとっととやめてくれって感じ。(出身地の)長野で楽しみにしている御嶽海ファンがいっぱいいるのに、あんな相撲を取ったらファンが減る」とコメント。ファンを失望させる無気力相撲が今後も続くのであれば、進退を考えるべきではとも主張した。 貴闘力氏の発言を受け、ネット上には「あの豊昇龍戦がボロクソ言われるのは当然、最初から最後までほぼ何もしてなかったし」、「立ち合い当たった瞬間に負けを確信したように見えて心底がっかりした」、「まだ肩が痛いのかどうか知らんが、出るなら全力、それが無理なら休むってスタンスをはっきりさせるべき」と同調する声が寄せられた。 「2015年3月場所で初土俵の御嶽海は29歳で迎えた今年、1月場所で優勝(13勝2敗)、翌3月場所も11勝4敗と序盤は好成績を収めていました。ところが、5月場所からは6勝9敗、2勝5敗8休、4勝11敗、6勝9敗と4場所連続で負け越し。この間に大関の座を失い特例復帰にも失敗しています。5月場所初日に平幕・高安を土俵下に転落しながら破った際に右肩を負傷したこと、7月場所途中に新型コロナに感染したことなどが成績不振の要因であると考えられますが、コンディション不良がメンタルにも悪影響を及ぼしているとなると来年も厳しい戦いが続くでしょう。相撲協会・八角理事長は御嶽海の負け越しが決まった14日目の取組終了後に『稽古しかない。稽古以外に何もないんですよ』と奮起を促したことが伝えられていますが、稽古嫌いで知られる御嶽海にこの忠告がどこまで響くかは不透明です」(相撲ライター) 現在は12月3〜14日の日程で行われている冬巡業に参加中の御嶽海。来年1月場所では2020年3月場所以来約3年ぶりに平幕まで落ちることが確実視されているが、貴闘力氏やファンを見返すような奮起を見せることはできるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について貴闘力氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCNxyWUfEIBTV4I1C9E4OyCg
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スポーツ 2022年12月03日 11時00分
大相撲、正代陥落で125年ぶり異例事態発生!“急造大関”誕生の可能性アリ? 有力候補は豊昇龍か
11月13~27日にかけて行われた大相撲11月場所。カド番大関・正代の不振は多くのファンのため息を誘った。 正代は先場所2日目から9連敗と序盤から黒星を重ね負け越し・カド番となったが、今場所も8日目終了時点で「4勝4敗」と前半から取りこぼしが頻発。後半もほとんど復調を果たせないまま、13日目の小結・玉鷲戦で8敗目を喫し負け越し・関脇転落が決定。最終成績は「6勝9敗」だった。 >>大相撲、阿炎優勝の裏で誤審発生? 舞の海氏ら解説陣も疑問、阿武咲戦での物言いナシが物議「取り直しが妥当だろ」の声も<< 大関から陥落した力士は陥落後初の場所で2ケタ勝利クリアなら1場所で大関に戻れるという特例があり、正代も来年1月場所で10勝以上を上げれば再昇進は可能。ただ、直近6場所で2ケタクリアはわずか1回であることなどから特例復帰は無理という見方が大半で、13日目の取組後には相撲協会・八角理事長も「(今場所)8勝できないのに来場所10勝は…」と否定的な見解を示したことが伝えられている。 11月場所は正代が関脇に転落する傍らで、10勝クリアで特例復帰をめざしていた元大関・御嶽海が「6勝9敗」で再昇進に失敗している。これにより幕内最上位は来年1月場所から1横綱(照ノ富士)・1大関(貴景勝)となるが、これは明治時代の1898年1月場所(横綱・小錦、大関・鳳凰)以来実に125年ぶりの陣容だ。 前回の1横綱1大関体制は、場所後に関脇・朝汐が大関に昇進したため1場所で終了している。一方、今回は9月場所11勝で大関とりの起点を作った関脇・若隆景が11月場所8勝とチャンスを活かせなかったこともあり、正代の再昇進がなければ長引きそうな様相を呈している。 角界では古くから三役(大関・関脇・小結)は東西に最低1名ずつ置くことが番付上の決まりとされているため、協会側は照ノ富士を大関の地位を兼任する、いわゆる「横綱大関」として扱うことで番付上の大関不在をカバーするものとみられている。ただ、照ノ富士は両膝手術により11月場所欠場、来年1月場所の出場可否も不透明とコンディションに大きな不安を抱えており、次の大関が誕生する前に現役を退く展開も決してゼロではない。 もし照ノ富士に万が一があり貴景勝1人となる、もしくは照ノ富士は無事でも貴景勝が関脇転落を喫するなど大関が横綱大関込みでも1人以下になった場合は、関脇以下から力士を昇進させて穴埋めしなければならないとされている。三役で直近3場所33勝以上という昇進目安を度外視しての新大関誕生は過去に例がないというが、最悪の場合は協会が歴史的決断を下す可能性も考えられる。 前例のない事態に陥る前に、昇進ノルマを甘くしてでも新大関を誕生させるという現実的な策もとることは可能だろうが、いずれにせよ有望な役力士の台頭は急務。八角理事長は13日目取組後取材の中で「すぐにできることではないけど、親方衆が頑張らないと、いい力士は育たない」と親方衆にもハッパをかけた上で、「豊昇龍に(その気概を)持ってほしい」と関脇・豊昇龍に期待を寄せたというが、窮地を救う力士が一刻も早く現れることを期待したいところだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年11月03日 11時00分
正代を酷評の八角理事長、それでも大関昇進させたワケ 上位総崩れ以外にも深刻事情アリ?
新型コロナの影響による2年間の延期を経て、10月23日に行われた大関・正代の大関昇進披露祝賀会。出席した相撲協会・八角理事長(元横綱・北勝海)のコメントはネット上で物議を醸した。 報道によると、八角理事長は2020年9月場所後の昇進以降優勝0回、カド番5回とほとんど結果を残せていない正代を「大関には責任感と緊張感を忘れずにいてほしい。しかし、今の正代がその境地に達しているとは思いません」、「もっと自分自身を追い込み、大関の地位の責任と誇りを実感してほしい」と叱咤激励。これを受けネット上にも同調の声が上がったが、中には「だったら最初から上げなきゃよかっただろ」といった批判も見られた。 >>大関・正代、キャリア終焉の危機到来? 稽古後に漏らした不安が物議、ファンが恐れる最悪の展開は<< 2014年3月場所で初土俵を踏んだ正代は、2015年9月場所で新十両、2016年1月場所で新入幕と初土俵から約2年で幕内まで昇進。その後は約4年間関脇~平幕中位を行ったり来たりしていた中、2020年9月場所で自身初優勝(13勝2敗)。これを受け、協会審判部は大関昇進を諮る臨時理事会の招集を八角理事長に要請。同理事長も応じたことで場所後の大関昇進が決まった。ただ、この昇進については当初からファン・親方の間で疑問の声も上がっていた。 「大関昇進は“三役以上で直近3場所33勝以上”の成績が目安とされていますが、正代は2020年9月場所終了時点で3場所32勝(8勝、11勝、13勝/いずれも関脇)とわずかに届かず。また、大関とりの起点となった2020年3月場所が勝ち越しギリギリの8勝だったこと、優勝した2020年9月場所は当時横綱の白鵬(現宮城野親方)、鶴竜(現鶴竜親方)がどちらもけがで全休していたこともあり、昇進判断は本当に妥当なのか首をかしげるファンは少なからずいました。また、当時の報道では複数の親方からも『もう1場所待ってもいいのでは』という声が上がっていたことも伝えられています」(相撲ライター) 八角理事長や審判部が正代を大関に上げた理由について、当時の報道では2020年9月場所までの直近5場所で2ケタ勝利4回と成績に安定感があったことを評価したからと伝えられている。ただ、昇進の背景にはこれ以外にも、土俵内外の様々な事情があったのではとみる向きもある。 2020年9月場所当時、幕内の最上位層である横綱・大関陣は横綱が白鵬・鶴竜、大関が朝乃山(現幕下)・貴景勝という顔ぶれ。ただ、白鵬は直近6場所で休場が4場所(途中休場含む)、鶴竜も6場所中5場所休場とどちらもいつ引退してもおかしくないような状況だったため、両大関には横綱不在場所の優勝争いを牽引し土俵を盛り上げること、ひいては自らが横綱にのし上がることが求められていた。 ただ、朝乃山は直近6場所全てで2ケタクリア、貴景勝も6場所中5場所で勝ち越し(うち2ケタ3回)とある程度安定感はあったものの、どちらもこの間優勝はゼロと停滞気味。こうした状況を打破するために、正代を新大関にして3名での競争を促す狙いがあったという見方はある。 また、9月場所を終えた次の場所は熊本出身の正代にとってご当地場所となる11月・九州場所だったが、2020年はコロナ禍の影響で東京開催に。現地観戦の機会が失われた九州のファンの興味をつなぎ止めるため、同地と縁が深い正代を大関昇進させて話題を作りたい思惑があった可能性も決してゼロではないだろう。 ただ、正代は新大関として臨んだ11月場所で負傷休場・カド番転落と多くのファンを裏切ってしまうと、その後も2022年9月場所まで優勝には縁がないまま低迷している。また、先輩大関の貴景勝も同期間は優勝1回のみ。朝乃山に至っては2021年5月場所前にコロナ感染予防の協会ガイドラインに違反し複数回キャバクラに通っていたこと、この不祥事で6場所出場停止処分を受けたことで大関から転落している。 八角理事長の正代昇進判断は、現時点では成功とはいえない状況となっている。これを覆すには何よりも正代自身の奮起が必要だが、晴れの舞台での叱咤激励は本人にどこまで響いたのか。次の11月場所は要注目だ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年10月02日 11時00分
大相撲、優勝力士の祝福をファンが拒否! インタビューでも号泣、豊昇龍以上にバッシングされた白鵬の逃げ腰相撲
25日に行われた大相撲9月場所千秋楽。8勝目を挙げた関脇・豊昇龍の相撲内容に、叔父・朝青龍氏(元横綱)が激怒したことが話題となった。 この日の豊昇龍対平幕・遠藤戦は勝った方が勝ち越しの大一番だったが、立ち合い当たらず変化した豊昇龍がそのまま勝利とあっけない結果に。取組直後、朝青龍氏は自身の公式Twitterに「こんな取り口いいのか? 勝負から逃げる バカやろ」などと怒りのツイートを投稿。ネット上のファンからも「朝青龍がキレるのは当然、くだらん勝ち方しやがって」、「豊昇龍はこの後、いつかの白鵬みたいに泣いて謝る羽目になるのでは」といった呆れ声が寄せられた。 >>元横綱・朝青龍氏が甥・豊昇龍に激怒!「バカやろ」「若いのに恥ずかしい」 千秋楽で勝ち越しも、逃げ腰の相撲にファンも失望<< 立ち合い変化は、決まれば相手の体勢を大きく崩すことが可能。だが、成功・失敗にかかわらず早期決着であっけない相撲になることが多いことなどから好むファンは少なく、場合によっては猛バッシングを受けるリスクがある戦法。今から6年前の2016年3月場所では、立ち合い変化を見せた横綱・白鵬(現宮城野親方)が取組後に謝罪する異例の事態も起こっている。 問題となった一番は、同場所千秋楽の横綱・日馬富士(現・新モンゴル学園理事長)戦。前日まで「13勝1敗」の白鵬はこの一番に勝てば優勝決定。「9勝5敗」の日馬富士は既に優勝の目はついえていたが、勝てば白鵬を大関・稀勢の里(元横綱/現二所ノ関親方)との優勝決定戦に引きずり込める状況だった。 本割で優勝決定か、それとも優勝決定戦突入か。多くのファンが固唾を飲んで見守る中、この大一番で白鵬は立ち合いまさかの変化を選択。対照的に低く鋭く突っ込んだ日馬富士は左に動いた白鵬に全く対応できないまま、自分から土俵下に落ちて行った。 取組時間約1秒で決着というあまりにもあっけない結末に、場内はどよめきや怒号が上がり、一部ファンが座布団を投げ込むなど騒然。ネット上にも「はあ!? ここで変化!?」、「熱戦期待してたのに…マジで空気読めよ」、「まともに勝負せず逃げた白鵬は恥を知れ」と批判が殺到した。 14勝目を挙げ優勝を決めた白鵬はその後表彰式に臨んだが、こんな優勝は認めないという抗議の意味合いがあったのか、式が始まる前に席を立つ観客が続出。また、残った客からも式中、何度もヤジが飛んだ。 これには白鵬もかなりのショックを抱いたようで、優勝インタビュー中に涙を流しながら「ああいう変化で決まると思わなかったので、本当に申し訳なく思います」と謝罪。それでもブーイングは収まらず、最後まで後味の悪さを残したまま3月場所は幕を下ろした。 ファンに大バッシングされた白鵬の立ち合い変化だが、当時の報道では相撲協会内部でも見方が分かれたと伝えられている。協会・八角理事長(元横綱・北勝海)は白鵬が左に動くと同時に左腕で日馬富士の体勢を崩していたことから「変化というより、いなしだよね」、「相手がどう来るか様子を見ていたのでは」と一定の理解を示す。一方、伊勢ケ濱審判部長(元横綱・旭富士)は「物足りない相撲だったということは間違いない」と苦言を呈したという。 以前から過度なダメ押しなどが目立ち、横綱としての品格に疑問符がつけられていたこともバッシングが強まる一因となった白鵬の立ち合い変化。今回の豊昇龍は白鵬ほど批判されてはいないが、偉大な叔父の怒りを買ったことは重く見る必要もありそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について朝青龍氏の公式Twitterよりhttps://twitter.com/Asashoryu
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スポーツ 2022年09月16日 15時30分
大相撲、大関・正代に「勝つ気無いのか」呆れ声 格下相手の無気力相撲に批判、場所前アクシデントも悪影響か
15日に行われた大相撲9月場所5日目。今場所4敗目を喫した大関・正代の取組前後の様子がネット上で物議を醸している。 前日まで「1勝3敗」の正代はこの日、同じく「1勝3敗」の平幕・琴ノ若と対戦。前日まで3連敗中の正代は立ち合いすぐにもろ差しを狙う。しかし、両腕をおっつけた琴ノ若に難なく封じられると、逆に下から突き上げるような攻めを食らい土俵外へ押し出された。 取組時間わずか4秒ほどで完敗を喫した正代だったが、取組後は特に表情を変えないまま淡々と一礼を行う。また、その後花道を下がる際もうつむき加減で無表情とほとんど感情をあらわにすることはなかった。 >>大関・貴景勝戦、敗れた力士が土俵下で逆ギレ? 花道取材も拒否の真相は 取組直後の表情が物議<< この正代の姿に、ネット上では「今日の正代、取組中もその後も覇気が全く無いな」、「闘争心が全く感じられなくて腹立つ、アンタ勝つ気あんの?」、「格下相手に成すすべなく無様に負けたことを何とも思わないのか」、「早くも負け越し濃厚になってきてるのに危機感無さ過ぎるだろ」といった批判が多数寄せられた。 無気力すぎると憤るファンの声が集まる中、一部からは場所前の故障が影響しているのではという指摘も上がっている。正代は先月31日に「(右足親指が)巻き爪状態」、「けっこう腫れていて、化膿しているんですよ」と右足親指に負傷を抱えていることを明かしたと複数メディアが報道。その後9月6日に「最初は指に力を入れるのが怖かったけど、今では腫れもなくなってきて痛みもない」と回復をアピールしたことが伝えられたが、ネット上には「治ったアピールは嘘で実はまだ治ってなかったりして…」、「怪我は回復したけど、この間満足に稽古できなかったことが響いてる可能性もありそう」といった意見も散見される。 取組後の報道では、相撲協会・八角理事長(元横綱・北勝海)も「闘志をむき出しにしてほしい。体が全然動いていない。動かすのは気力ですから」と苦言を呈していることも伝えられた正代。「1勝4敗」から巻き返し「10勝5敗」まで持ち直した先場所のような奮起を見せることはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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