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暴行報道で渦中の河瀬監督、帰国後の対応に注目が集まる

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河瀬直美監督

 映画監督の河瀬直美氏が25日(日本時間26日未明)、フランスで開催中のカンヌ国際映画祭で行われた、同映画祭のクラシック部門(カンヌ・クラシック)に選出されているドキュメンタリー映画「東京2020オリンピック SIDE:A」(6月3日公開)の公式上映に出席。上映後に大きな拍手を浴びたことを、各メディアが報じた。

 「萌の朱雀」でカメラドール(新人監督賞)を受賞するなどカンヌと縁が深い河瀬監督だが、同映画祭に参加するのは5年ぶり。現地の観客から「素晴らしい映画で心に刻まれた」と声を掛けられ、「ここカンヌにて、日本で行われたオリンピックの姿をお披露目できるのは誇りに思います」と喜んだという。

 ​>>園子温監督、過去には「糞ジャパアニメ、すべて死ね」ツイッターで暴言事件も<<​​​

 河瀬監督といえば、先月、3年前の映画の撮影中に撮影スタッフの腹を蹴ったことを、ニュースサイト「文春オンライン」に報じられた。しかし、報道後、「既に当事者間で解決をしていること」などとコメントを発表していたが、どうやら、以前から〝パワハラ体質〟は変わっていなかったようだ。

 発売中の「週刊文春」(文芸春秋)によると、河瀬監督は15年10月下旬、自ら代表を務める映像制作会社「組画」のスタッフの顔面を殴打。

 暴行を受けて被害者はそのまま退職したというが、同誌の取材に対して事実関係を認めたという。一方、河瀬氏の事務所は、同誌の質問に対して期日までに回答しなかったというのだ。

 「ネット上では新作映画について『公開中止にすべきだ』という声もあがっているが、製作サイドもここにきて過去の暴行事件が連続して報じられるとは思わなかっただろう。そのうち、新作の撮影の舞台裏のスキャンダルも出てしまうのでは」(映画業界関係者)

 帰国後、河瀬監督が今回の報道に関してどう対応するのかが注目される。

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