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『モーニングショー』精神科医、うつ病になりやすい患者に「嬉しい」発言で物議

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羽鳥慎一アナウンサー

 18日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)に出演した精神科医の発言が話題を呼んでいる。

 この日、組まれたのが「うつ病」特集。最近特に、うつ病あるいはうつ状態になる人が増えているという。そこで精神科医で赤坂クリニック院長という坂元薫氏が登場。うつ病の症状や、その見分け方、さらには対処法を紹介した。

 まず、うつ病増加の背景として、同氏は「どの国の調査でも大体、コロナ禍の後で、2倍あるいは3倍に増えている」と言及。続けて、「その理由はもう皆さんおわかりだと思うんですが、行動制限、自粛、人と人とのつながりが希薄になってしまった。あとは経済的な問題」と述べていた。

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 他には、うつ病の診断基準を満たす症状も紹介。「食欲減退または増加」や「塞ぎ込んだ状態が続く」など9つの基準のうち、5個以上の症状が2週間以上にわたって続くと、うつ病と認められるという。

 これを受けて、司会の羽鳥慎一アナウンサーがうつ病になりやすい人の特徴として、「仕事熱心、真面目、几帳面、責任感が強い、他人への気配りを忘れない」といった項目を挙げたのだが、これについて坂元氏は「こういう方は、最近あんまり多くないような気がします」とバッサリ。

 予定していた論調と違った羽鳥アナが慌てて、「いや、でも、イメージだとこう、こうですけど……現場だと実際は違う?」と聞くと、同氏は「もちろんこういう方がなりやすいんですが、ただ一般的に、こういう方が来ると嬉しいんです」とあらぬ発言。その直後、「嬉しいというと変ですが、典型的な几帳面、(いわゆる)“メランコリー親和型”と呼んでまして、こういう方は確かにうつ病になりやすい」などと話していた。

 坂元氏の「嬉しい」発言の真意としては、こういう分かりやすい特徴の患者さんが来たら、救うことができるという意味で言ったのかもしれない。そこでネットでは「治療もしやすいだろうからな」という声もあった一方、「うれしいって、、本音が出たな」「嬉しいってカモが来たってことか ひでーーーー」「この先生 言葉選びヤバい」「うつになりやすい真面目な人があまり多くないとか、こういう性格の人が嬉しいとか発言がおかしい」といった疑問が寄せられていた。
 
 調べると、現在まで延べ2万5千人を超える方々の診療に携わってきたという坂元氏。それほどの大家であれば、患者への言葉遣いも十分、気を付けているはずだが……。

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