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6月25日の東京・有楽町よみうりホールを皮切りに、全国8か所11公演が行われる同ツアー。西川を中心にベテラン芸人、若手芸人による寄席・コーナーやご当地素人参加型企画など内容盛りだくさんで全国に笑いを届ける。会見には、西川きよしと関係の深い千鳥(大悟、ノブ)、ダイアン(ユースケ、津田篤宏)、陣内智則、4月より吉本興業所属となったアナウンサーの久代萌美も出席した。
西川は現在75歳。吉本興業に所属して60年になるが、「入った頃は吉本新喜劇の通行人Aくらいの仕事しかなかった。舞台の上手から下手まで歩くだけという。ちなみにその時通行人Bをしていたのが坂田利夫師匠でした」と感慨深げにデビュー時の思い出を語る。また、長いキャリアの中、浮気騒動を起こしたことがあることもカミングアウトし、「車の中にクラブのママがいて、信号で止まったら(夫人である)ヘレンが立っていたんです。その日は逃げました」と照れ笑いも。
健康の維持に関しては「朝起きたらスクワットします。50回くらい。でも、森光子さんに比べたら大したことないですよ。あと、朝、お水をペットボトル半分くらい飲みます」と紹介。「奥さんは寝てます。家内はどっちか言うたら低血圧。家の近所を歩くことが多いです」と夫人の健康法も紹介。今回のツアーについても「日程は全然大丈夫です。(間)寛平さんに負けないように」と体力にはまだまだ自信があるようだ。
久代は西川について「大先輩。政治家のイメージで、真面目なイメージ」とその印象を述べ、ユースケも「お優しくて、劇場で会えば声をかけてもらえる」と西川の素顔を紹介。大悟も「若手の頃、お昼の特番の時に突然、『(北)新地にしゃぶしゃぶ行こう』って言い出すんです。師匠のベンツで新地まで行って、しゃぶしゃぶなのになぜか焼肉屋に連れて行かれて、新地の焼肉屋がなぜかしゃぶしゃぶを出して来るんです。師匠のパワーですね」とユーモアを交え西川とのエピソードを語る。
ノブも「チャーミングで優しい。若手の頃、お金がない頃、フグのフルコース食べさせてもらって、その後、中華のフルコースも。師匠の胃は化け物です」と西川について述べる。一度、ノブが病気になった際、西川が病院に見舞いに来てくれたことがあったとも振り返り、「わざわざお見舞いに来てくれて、僕の病状を説明していたら、突然『今から主治医呼んでください』って。この子の病状聞いていたら怖くなったので、わたしもMRI撮ってください』って。スーツでMRI撮り出したんです」と話して笑わせていた。
(取材・文:名鹿祥史)