>>全ての画像を見る<<
吉本興業110周年を記念して行われた同イベント。会場には若手から大御所まで200組以上の芸人が出演した。長田庄平は100周年の記念イベントには出れなかった過去を振り返りつつ、「前回は出れなくて、今回初めて出させていただいて光栄」と話す。松尾駿も「10年前(100周年イベントに出れなかったの)は悔しかった。10年経って出させてもらえて、ようやく吉本に認められたって」と感慨深げ。
長田はまた、自分たちにとっての「伝説の一日」を問われると、2014年の「キングオブコント」の決勝を挙げ、「同期のシソンヌは売れない時から一緒に頑張ってきた仲。それが僕らと一緒に『キングオブコント』に最後の最後まで残っていて、その時は震えました。シソンヌが勝ったんですけど、舞い上がっちゃって、悔しいとかなかったです。あそこに二組で立てるなんて光栄だった」と振り返る。
巨人師匠も「10年前も100周年があって、こういうところでやらせてもらってありがたかった。僕らも長い間NGKでやってきて、数々の伝説を目にしてきました。(笑福亭)仁鶴師匠とか、当時出ておられた方はステージに出ると、いつも割れるほどの笑いが起きていました。自分たちもお客さんの需要がある限り続けたい」とコメント。若手の笑いにも刺激を受けているようで、「陸上の短距離に例えて、僕らが昔10秒台で走っていたとしたら、今の子は9秒台で走っているようなもん。すごいなって思います」と感心していた。
ほかにも、ぼる塾の田辺智加らが取材に応じ、田辺は「節目の100年の時に吉本に入ってきたんです。まさか10年後にこの舞台に立てるとは。感慨深いです。すごく幸せでした。気持ち良さしかない」と満面の笑み。「こんなにお客さんが入っていて、その伝説の一部に自分もなっている。そんな人生もあるんだなって」と話すと、隣にいた西川きよし師匠は「この子らが作るネタ自体も時代とともに変わっていくと思います。タクシーもこれからは空を飛ぶそうやないですか。ドローン救急車とかね。ネタもそんな中、変わっていくと思います。自分も時代に合わせてネタを作るようにしていきます」と話していた。
(取材・文:名鹿祥史)