吉村氏は記者会見で、「非コロナ病院だからといって、コロナとは関わりませんということはもうやめにしなければならない」と述べ、地域ごとに病院ネットワークを構築し、現在コロナ治療を行っていない病院に対しても、治療法や感染対策を指導する体制を5月中旬までに整える姿勢を示した。
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この動きを報じた記事のリンクとともに吉村氏はツイッターで、「いつどこで誰が感染してもおかしくありません。非コロナ病院の入院患者が陽性と判明した場合、自院でコロナ治療ができるよう対策と協力お願いします」と呼びかけた。
これには、ネット上で「ワクチンも薬もまだ不完全です。病院にはそれぞれ担っている役割が違います」「丸投げ政策発動。非コロナ患者はどうする?部屋の確保、医療従事者の確保は?」「コロナって分かったら、治せる病院に送って何が悪いの?」「病院のせいではなくて行政のせいなのは明白」といったツッコミの声が相次いだ。
さらに、SNSを通じて各病院に呼びかける吉村氏の姿勢に、「病院に対しツイートで訴えるとはあまりにも威圧的だと思います。医療従事者の方に対しての配慮の欠片もありませんね」と指摘する声も聞かれた。
一方で、「大阪は何も思いつきや今いきなりこの議論ではなく、長い時間をかけて何度も話し合いや試行錯誤を経ての今です」と吉村氏の行動を評価する声も聞かれた。
これまで、大阪府では独自のコロナ対策を多く打ち出してきた。吉村氏の決断を評価する声がある一方、コロナの感染者増大を抑えきれず、「やっている感」を出しているだけなのではと否定的に見る声もある。そのため、今回の病院ネットワークの構築も賛否両論を引き起こしてしまったと言えるだろう。
記事内の引用について
吉村洋文氏のツイッターより https://twitter.com/hiroyoshimura