『後楽園ホール還暦祭 女子プロレスドリームフェスティバル』
2022年4月15日
東京・後楽園ホール
▼第1試合 シングルマッチ 10分1本勝負
Maria(マーベラス) 対 川畑梨瑚(T-HEARTS)
▼第2試合 6人タッグマッチ 10分1本勝負
朝陽(アイスリボン)&久令愛(PURE-J)&松下楓歩(アイスリボン) 対 マドレーヌ(ディアナ)&ななみ(ディアナ)&カノン(センダイガールズ)
▼第3試合 6人タッグマッチ 15分1本勝負
渡辺智子(マーベラス)&米山香織(YMZ)&真白優希(アイスリボン) 対 宮崎有妃(wave)&旧姓・広田さくら(wave)&ハイビスカスみぃ(琉球ドラゴン)
▼第4試合 6人タッグマッチ 15分1本勝負
コグマ(スターダム)&愛海(センダイガールズ)&大空ちえ(PURE-J) 対 櫻井裕子(カラーズ)&海樹リコ(シードリング)&レディ・C(スターダム)
▼第5試合 6人タッグマッチ 15分1本勝負
井上京子(ディアナ)&加藤園子(OZアカデミー)&Leon(PURE-J) 対 AKINO(OZアカデミー)&佐藤綾子(ディアナ)&ライディーン鋼(PURE-J)
▼第6試合 タッグマッチ 15分1本勝負
藤本つかさ(アイスリボン)&中島安里紗(シードリング) 対 岡優里佳(センダイガールズ)&宝山愛(マーベラス)
▼第7試合 タッグマッチ 15分1本勝負
ウナギ・サヤカ(スターダム)&白川未奈(スターダム) 対 門倉凜(マーベラス)&梅咲遥(ディアナ)
▼第8試合 セミファイナル タッグマッチ 20分1本勝負
橋本千紘(センダイガールズ)&優宇(EVE) 対 MIRAI(スターダム)&尾崎妹加
▼第9試合 メインイベント 6人タッグマッチ 30分1本勝負
野崎渚(wave)&SAKI(カラーズ)&彩羽匠(マーベラス) 対 尾崎魔弓(OZアカデミー)&雪妃魔矢(OZアカデミー)&スターライト・キッド(スターダム)
『ドリームフェスティバル』の名に相応しく、9団体(主催発表)が集結。普段絡みのないスターダムとセンダイガールズ、PURE-J、wave、OZアカデミーの絡みが実現する他、OZとマーベラスもついに大将同士が絡むことになる。
特にメインイベントはファンだけでなく、プロレス業界をもざわつかせるカードとなった。野崎、SAKI、彩羽のトリオは実現可能なチームだが、OZの尾崎校長率いる正危軍と、スターダム大江戸隊のスターライト・キッドの超党派ヒールトリオは魅力的だ。当然のことながら、正危軍のセコンドにはポリスら正危軍のメンバーが付くことが予想され、キッドのセコンドにも大江戸隊の面々が顔を揃えるだろう。
この面倒なヒールトリオに対して期待したいのは、マーベラスの彩羽だ。復活したAAAWシングル王者となった彩羽が、同王座を獲得したことのある尾崎と初遭遇するのは見逃せないところ。彩羽は大江戸隊ともたびたび遺恨を繰り広げているだけに、この試合のキーパーソンと言っても過言ではない。
60周年を迎える後楽園ホールをお祝いする大会ではあるが、出場選手たちはこの大会をキッカケに名前を売ったり、点を点で終わらせない“プロレス頭”が試される。現状、スターダムの1強状態になっているのは認めざるを得ないが、女子プロレス界にはまだまだ若くていい選手がたくさんいる。
この大会から始まるストーリーに期待したい。
(どら増田)