スペイン・バレンシア州で56歳の女が、恋人である70歳男性に大量の下剤を飲ませて殺害し、大金を盗んで逮捕されたと海外ニュースサイト『THE Sun』と『The Daily Star』などが2月15日までに報じた。
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報道によると、男性はもともと入院していたという。女は見舞いという名目で男性の元を何度も訪問し、そのたびに食事に下剤を混ぜて男性に与えていたそうだ。女は2020年8月から下剤を与え続け、男性は約8カ月後の2021年4月に死亡した。男性が摂取した下剤の具体的な量は不明だが、『The Daily Star』によると、その量は極端な下痢を引き起こすほどの量で、男性は最終的に心臓病、倦怠感、筋力低下を抱えたという。直接の死因は明かされていない。
なお『The Daily Star』は下剤を大量に服用すると、心臓と肝臓の問題を引き起こす可能性があるとアメリカ食品医薬品局が勧告していることを伝えた。
男性の死亡後、高齢者が患う食中毒や胃腸炎のような症状が見られなかったことを担当医が不審に思い警察に相談。また男性の娘も、死語に男性の銀行口座残高がマイナスになっていることを不審に思って警察に相談したという。
警察はこれらの相談を受けて捜査を開始。捜査の結果、入院中に女が男性の口座から5万ポンド(約783万円)以上引き出し、男性のデビットカードとクレジットカードで約2万5000ポンド(約391万円)の金銭を使用していることが発覚した。さらに女の所有物から下剤を購入した領収書が複数見つかり、警察は女を殺人の疑いと詐欺の疑いで逮捕した。
女は男性の家族や友人らが男性の元に見舞いに来た際、コロナ禍で訪問が制限されているとうそをついて、見舞い客を追い払ったこともあったそうだ。『THE Sun』は、男性が集中治療室にいて女と会わなかった時は男性の病状が安定していた一方で、一般病棟に戻され、再び女を含めた見舞い客の訪問が許されると男性の病状が悪化していたことも女を疑った要因の一つと報じている。
このニュースが世界に広がると、ネット上では「高齢者をだまし殺害した女は最低」「56歳の女が70歳の男性と交際している時点で怪しい」「簡単に手に入る下剤がそんな危険だとは思わなかった。女はそれを知っていて犯行に及んだのか」「女はただ男性を弱らせたかっただけなのか、殺意があったのか知りたい」「体調に変化があったわけだし、8カ月間なぜ医師が気づかなかったのかとは思う」などの声が挙がっていた。
下剤が殺人につながるという知識を女が持っていたかは17日までに分かっていないが、女が男性を傷つけ殺害したことに変わりはなく、重い罰を受けるべきである。
記事内の引用について
「POISON PLOT Girlfriend ‘murdered man by poisoning him with LAXATIVES and emptied £75,000 from his account as he lay in hospital’」(THE Sun)より
https://www.thesun.co.uk/news/worldnews/17641421/girlfriend-murdered-poisoning-hospital-laxatives/
「Woman accused of killing boyfriend with laxatives and stealing £75k from account」(The Daily Star)より
https://www.dailystar.co.uk/news/world-news/woman-accused-poisoning-boyfriend-death-26231337