8日に行われる予定だった団体戦のメダル授与式が中止になり、物議を醸したこの問題。9日になり、五輪専門メディア「インサイド・ザ・ゲームズ」などが中止の理由をワリエワ選手のドーピング疑惑が浮上したためと報道した。
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また、ロシアのスポーツ情報サイト「sports.ru」は10日、検出された物質が狭心症に使われる血管拡張作用のある「トリメタジジン」だったと報道。ドーピング検査の禁止薬物リストに入っている薬物だが、検体は昨年12月に採取されたものだったという。
この報道に対し、谷原は「もともとワリエワさん、そういう基礎疾患があったのかもしれないし」と指摘。また、「なぜ競技2か月も前のものが今出てくるのか。団体戦にエントリーした瞬間に、『実はあなたのは禁止薬物出ています』と出せないものなのか」とあらかじめ検査結果を知っていたはずの運営側の対応に、疑問を呈していた。
さらに、谷原は「不可解な感じします」と言い、「北京五輪の大きな主役の1つじゃないですか、ワリエワ選手」と指摘。「団体のジャンプ混合と同じように、何か気持ちが悪い。うまく言えないんですけれど、なぜ後になってこういうスッキリしないことが出てくるのかと思いますね」と戸惑いを明かしていた。
谷原が言及した「団体のジャンプ混合」は、スーツの規定違反で高梨沙羅選手が1回目を飛び終えた後に失格となってしまった問題のこと。高梨選手含む計4か国5人がスーツ規定違反で失格となり、抗議の声を上げている選手もいる。
この問題と今回の疑惑を同列に語った谷原に、ネット上からは「ドーピング問題とジャンプ規定違反問題は同じように扱うものではない」「ドーピングが本当ならスーツ問題とは比べものにならないのでは?」「何言ってんだ」「これは単にタイミングの問題にできない」「一緒にしない方がいい」といったツッコミが集まってしまっていた。