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巨人・松原、来季のレギュラーは安泰? 伝統の「9」番継承に安堵の声、「自覚をもって頑張って」前任者も更なる飛躍に期待

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 2017年のプロ入り(2017~2018年7月は育成)から巨人でプレーし、今季までに「221試合・.269・15本・56打点」といった通算成績を残しているプロ5年目・26歳の松原聖弥。16日、今季限りで現役を引退した同17年目・39歳の亀井善行(現一軍外野守備走塁コーチ)が着用していた背番号「9」を新たに着用することが決まったと複数メディアが報じた。

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 報道によると、球団は松原が今季球団の育成出身選手として初めて規定打席をクリアし、「.274・12本・37打点」と2ケタ本塁打をマークする結果を残したことなどから背番号の継承を決定。また、16日の契約更改で1800万円アップの年俸4000万円(推定)でサインした松原が、更改後の会見で「1年間レギュラーで出続けて、背番号に恥じないような結果を残せるように」と語ったことも伝えられている。

 巨人の背番号「9」は古くは捕手・藤尾茂氏(1953-1965/ベストナイン4回)、近年では捕手・村田真一氏(1991-2001/ベストナイン1回)、外野手・清水隆行氏(2002-2008/最多安打、ベストナイン各1回)、外野手・亀井(2009-2021/ゴールデングラブ賞1回)と数々の主力選手たちが背負ってきた由緒ある番号。先々代の清水氏から数えて19年間外野手の着用が続いているが、同ポジションを守る松原もその系譜に名を連ねることとなった。

 松原の背番号変更を受け、ネット上には「育成の立場から1ケタ背番号まで成り上がるのは夢があるなあ」、「結果残した選手がこうやってきちんと評価されるのはこの上なく嬉しい」、「亀井も引退セレモニーで『あんたは天才だから』って期待してた松原の継承は嬉しいだろうな」と喜びの声が寄せられている。

 同時に、「チームは外野の積極補強に動いているから、『松原は評価してないのか』って思ってたけどそうじゃなさそうでよかった」、「こうやって期待されてるなら、来季不当に立場奪われることもなさそうだな」、「伝統のある番号与えてるってことは、来年は今季序盤みたいな冷遇は避けられそうで安心」といった安堵の声も数多く挙がった。

 松原は今季序盤、亀井や丸佳浩ら既存の外野手に加え、梶谷隆幸、ウィーラー、テームズら複数の新戦力の存在もありスタメン落ちすることもしばしば。ただ、テームズ(4月末)、梶谷(5月下旬)が故障離脱したことや、一塁手・スモークの途中退団(6月中旬)でウィーラーが一塁起用される機会が増えたことなどからチャンスをつかみ、前述の成績を残している。

 「巨人は来季に向け外野は補強ポイントと考えているようで、15日に新助っ人外野手・ウォーカー(米独立リーグ)を獲得。また、他にもポランコ(トロント・ブルージェイズ傘下マイナー)や西川遥輝(日本ハム)といった外野手の獲得に動いていることが伝えられています。こうしたことから、一部ファンの間では松原は来季も補強のあおりを受けベンチに追いやられてしまうのではないかと危惧されていたのですが、亀井の背番号継承や大幅昇給を受け、球団は松原のことを中心戦力の一員と考えてくれていると胸をなで下ろす声も散見されます」(野球ライター)

 更改後の会見では背番号変更を亀井に伝えた際、「1桁なんだからレギュラーとして自覚をもって頑張ってくれよ」と激励されたことも明かしたという松原。その期待に応え、来季さらなる好成績を残すことはできるのだろうか。

文 / 柴田雅人

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