>>ヤクルト・村上、審判の三振判定に刃向かった?「こんなにゴネるなんて」打席内の態度に驚きの声、スランプの影響指摘も<<
注目が集まっているのは、ベストナインを贈られたセ・リーグ7選手(ヤクルト・村上、山田哲人、中村悠平、塩見泰隆/阪神・近本光司/巨人・坂本勇人/中日・柳裕也)が参加したパネルトークでの村上の発言。同企画では「ベストナイン選手へ聞きたいこと!」というテーマで、他選手から野球やブライベートについて質問を受けた選手がそれに回答する形でトークが展開された。
その中で、村上は「柳さんにちょっと聞きたいんですけど」と切り出し、「マウンドでなんかクイックしたり長持ちしたり、ちょこまかちょこまかするのをやめてもらっていいですか?」と間を変えながらの投球は控えてほしいと笑い交じりに要求。この発言を受け、柳を含む他6選手からも爆笑が起こった。
ただ、柳は村上の要求に対し「僕もあれやりながら『絶対ベンチ裏で悪口言われてるだろうな』って思いながらやってるんですけど、来年もやりたいと思います」と回答。来季も間を変えながらの投球は継続すると表明した。
村上の発言を受け、ネット上には「あくまで冗談半分なんだろうけど、公の場で直接クレームつけるのはメンタル強すぎだろ」、「確かに柳は結構投球間隔いじってる印象だが、打者側からしたら相当嫌なのか」、「間を変えながら投げるのは別にルール違反じゃないけど、タイミング狂うから控えてほしいのか?」と驚きの声が寄せられている。
一方、「村上は文句言うほど柳に抑えられてないだろ」、「対戦成績考えたら、『やめてもらっていいですか』って言いたいのは柳の方では?」、「村上がポンポンホームラン打つから柳も対抗して間を変えてるんじゃないのか」と、両者の相性を絡めた疑問の声も多数挙がった。
今季の柳は「26登板・11勝6敗・防御率2.20・168奪三振」で最優秀防御率、最多奪三振、ベストナイン、ゴールデングラブ賞を獲得した投手。わざと足を大きく上げて投げる、捕手からの返球後すぐにクイックで投球するなど投球間隔に変化をつけていることが活躍の一因とされており、本人も今年7月に「最近は打者を見ながら投げられるようになりました。キャッチャーミットを見ながら打者が足を上げるタイミングをぼやーっと眺めて、フォームを一瞬だけ遅らせることもできるようになってきました」と手ごたえを感じている旨を明かしたことが伝えられている。
ただ、その柳に対し村上は今季「.267・3本・6打点」と、柳が今季対戦した全打者の中ではトップとなる本塁打数をマークしている。対戦成績を見ると苦手ではなくむしろ得意にしている部類であることから、クレームをつけた点に首をかしげたファンも少なからずいたようだ。
今季は「143試合・.278・39本・112打点」でリーグMVP、本塁打王、ベストナインに輝き、“投手4冠”の柳も苦にしなかった。一部ファンからは「来年余計な対策をされないようにあえて苦手ですよって言ったのでは」という見方も挙がっている。
文 / 柴田雅人