球団公式サイトはこの日、「亀井善行選手が21日に記者会見し、今季限りで引退することを明らかにしました」と亀井の引退を発表。「『いいプレーができない』『思い通りのバット軌道を描けない』と感じ、5月頃には既に引退を決意していたことを明らかにしました」と、亀井が会見で語った引退理由も掲載されている。
今季の亀井は開幕戦の3月26日・DeNA戦で代打サヨナラ本塁打を放つなど開幕直後は好調だったが、4月上旬からは一転して不振に陥っており、10月20日終了時点の成績は「91試合・.216・3本・17打点」と今ひとつ。引退会見を伝えた報道によると、亀井は昨季終盤に左股関節を故障した影響で患部にまひが残っており、状態が上向く兆しが見えなかったため5月の引退決意に至ったという。
>>巨人の“ベテラン軽視”に「何たる仕打ちか」ファン激怒 亀井・陽は命拾いも…FA補強が仇となった大騒動<<
亀井の引退を受け、ネット上には「今月も普通に一軍の試合には出てたのに引退するなんてビックリ」、「長年貢献してくれた亀井がいなくなるのは寂しいけど、裏でそんな故障を抱えてるならやむを得ないか…」、「まだシーズンは残ってるから、もし出場機会があるようなら最後の輝きを見せてほしい」と驚きや惜別の声が寄せられている。
一方、「昨日由伸がそれっぽいこと言っててまさかって思ってたけど本当だったとは」、「中井へのビデオメッセージでの高橋の発言はやっぱり伏線だったのか」、「今由伸コメント見返してみたけどこれ完全に口を滑らせてるな」と、亀井とは同僚・監督の間柄で共に巨人で戦った高橋由伸氏(前巨人監督)を絡めたコメントも複数挙がった。
「高橋氏は20日・巨人対DeNA戦後に行われた元巨人(現DeNA)・中井大介の引退セレモニーで球場内に流されたビデオメッセージに登場しましたが、その中で『一緒に自主トレしていたメンバーがこれで全員ユニフォームを脱いだのでちょっと寂しい思いもあります』と発言。高橋氏の自主トレ主要メンバーには中井、脇谷亮太氏(現巨人スカウト)、隠善智也氏(現巨人二軍マネージャー)と共に亀井も含まれているため、一部ファンの間では『え? 亀井はまだ現役では?』と物議を醸していました。一夜明けて亀井の引退が発表されたことで自主トレメンバーは正式に全員が引退決定ということになりましたが、一部ファンの間では高橋氏は事前に知らされていた亀井の引退を、発表前日に意図せず漏らしてしまっていたのではないかという見方が浮上しています」(野球ライター)
報道では原辰徳監督には9月上旬に引退の意向を伝えたと報じられている亀井。前監督である高橋氏にも、原監督と同じように事前に引退の旨を報告していたのかもしれない。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
読売ジャイアンツの公式サイトより
https://www.giants.jp/top.html