>>【有名人マジギレ事件簿】「表へ出ろ!」有吉弘行が先輩芸人を殴打したワケ<<
2人は過去、ダウンタウンとネタ見せ番組で共演したことがあるそうで、舞台上の彼らの様子も間近で見ていたとのこと。おぼんによると、その番組では1組3分の時間が与えられていたものの、ダウンタウンは“ネタを審査されてたまるか”という不満があったのか、一言も言葉を発さないままネタ見せを終了したという。すると、それを見ていた『やすし・きよし』の横山やすしが大激怒したらしく、楽屋で「チンピラみたいなことしやがって」とダウンタウンを殴っていたのだとか。その現場を目撃したこぼんは「やっさんの方がチンピラみたいでしたけどね(笑)」と振り返り、おぼんも「あの人はチンピラやない、ヤクザや(笑)」と冗談を飛ばしている。
そんな横山は他に、テレビカメラの前でダウンタウンに激怒したこともある。それはまだ、ダウンタウンが“ライト兄弟”というコンビ名を使っていた80年代前半のこと。ある演芸番組にて2人は、家庭内暴力を題材に「(父親が近所のおっさんにタバコの火を借りたから)借りたもんは利子つけて返さなあかんって、次の日そいつの家燃やしたんやで」「おとんに腹立ったから藁人形作ってクギ打ったら、ほんまに苦しんどった」などと尖ったネタを披露した。その後、番組のMCを務めていた横山は「漫才師やから何を喋ってもええんやけど、笑いの中にね、良質な笑いと悪質な笑いがあるわけや。あんたら2人は悪質な笑いやねん! テレビでやるような漫才ちゃうやないかい!」と舞台上でダウンタウンを一喝したのである。
短気な性格で知られる横山であるが、ダウンタウンには将来のことを考え、あえて厳しい口調で叱ったのかもしれない。
(文中・敬称略)