同番組におぼん・こぼんが初登場したのは、2019年の解散ドッキリ企画でのこと。そこで2人は、ガチ喧嘩を始めてしまい、仕掛けられた側のこぼんが「もうやめよう」と解散を提案する事態に。そのため、別室でドッキリを見守っていたナイツが急いで現場に駆けつけたのだが、こぼんは「シャレにあるドッキリとならんドッキリがあるで!」と目の前にあったおしぼりを投げつけ、マジギレする様子が大きな話題となった。
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そして今回の放送では、おぼん・こぼんの内情をよく知るナイツ・塙宣之が、不仲となった直接的な原因を告白。彼によると、漫才協会の選挙でおぼんが、今まで票数を上回ってきたこぼんに負けたことで軋轢が生じたとのこと。その後、2人が舞台上で殴り合いの喧嘩を始めたこともあったそうで、その時は舞台終わりに、おぼんが「こぼん殺す」と若手につぶやくこともあったようだ。
そんなベテラン漫才師2人の不仲を長年見守ってきた塙だが、彼も過去、ある女性にマジギレした経験がある。
以前、ラジオ番組で明かしたところによると、それは彼が大学時代のこと。ある日、塙が所属していた落語研究会の飲み会に、「私なんか、もうどうだっていいです」と自分のことを卑下するめんどくさいタイプの後輩女性がいたという。その飲み会では、皆、落研の今後に関することなどを話していたそうだが、その女性だけは、常に自分のことばかり話していたため、塙はイライラしてたようだ。すると、女性はそんな場の空気を感じ取ったのか、「私、もういいです!」と突然怒り出し、店を飛び出すことに。そして、外に停まっていた自分の所有物でない原付きバイクに勝手にまたがり、そのまま走り出そうとしたのだとか。
これには普段、声を荒らげることがないという塙も、「ふざけんな、何やってんだお前!」とマジギレしたそう。しかし相手は、そんな制止を振り切りバイクで走り出してしまったらしく、酒を飲んでいなかった塙が必死の追跡。そして、なんとか追いついて、「今すぐ降りろ! 事故起こしたらどうすんだ!」と激しい剣幕で叱ったとのこと。
当時のことについて、塙は「それぐらいだな。人に対してめちゃくちゃキレたの」と振り返っており、それが自身にとって唯一感情が高ぶった経験だったようだ。それだけにおぼん・こぼんの騒動も、感情的にならず、冷静な視点で解説できるのかもしれない。