この日の『バス旅』は、神奈川・静岡・山梨の3つの県を舞台に太川チームと、EXILE・松本利夫率いる松本チームで「鬼ごっこ」(名所や名物を巡りながら逃げ、鬼役が逃げ役を写真で撮影すれば攻守交替になる)を行い、最終地点に先にゴールしたチームが勝ちというルールで行われた。
この日、太川チームは松本チームに敗北。太川が「もう完敗だ!」「見事だったね」と相手を称えていたのだが、実はこの日の「バス旅」は随所に、これまでの太川であればあり得なかった凡ミスや弱音発言が目立つ回であった。
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長年のバス旅の経験から、バス時刻表や地図の扱い方はどの出演者よりも優れていた太川だが、今回の旅では、うっかりして目の前で乗るはずのバスを逃す、予備の経路を計算に入れていなかった、乗るバスの時刻表を事前にメモし忘れるといった太川側のミスが多くあり、勝利を逃した形となっていた。
ネットでは太川チームの相次ぐ失策に「今回の敗因は太川の戦略ミスだな」「太川が完全に戦力外だろ」「リーダーを返上した方がいいのでは」といった声が相次いだ。
また、自分の失態が多く続いたためか太川はバスの中で悔しそうに「甘いな、僕」とつぶやいていた。ほか、チームメイトの歌手・相川七瀬を「めっちゃバス旅に向いてるね君!」「君が敵のリーダーだったら怖い」と称えるなど、いつもの勝利のために声を荒らげている太川とは違い相手を称え、反省するようなシーンが多く放送された。
これまでの太川は体力面に不安があったのか、過去のバス旅でも「疲れた」「もうだめだ」と弱音を吐くことが多かったが、「甘いな、僕」などと自分の過ちを反省することはあまりなかった印象。体力面以外に精神面も弱くなっているようだ。
2007年のシリーズ開始時には40代後半だった太川も現在は62歳。既に「バス旅」開始当初の相棒・蛭子能収の年齢(当時59歳)をとっくに超えている。やはり体力と気力は若い人には勝てないようだ。
近いうち、太川が蛭子の役を演じる日が来るかも……。