>>ヤギを飼い動物愛護主張した立憲議員、選挙後に里親へ「いらなくなったらポイですか」厳しい指摘集まる<<
大石氏は大阪大学大学院を修了後、2002年に大阪府庁へ入庁。2008年に橋下氏が大阪府知事になると、初登庁時の朝礼で「どれだけサービス残業をやっていると思っているのですか」と食ってかかった。これは橋下氏が始業前の朝礼を提案したところ、府の幹部から超過勤務を指摘され、橋下氏が「勤務中のたばこ休憩は減額させてもらう」と返した時に、大石氏が立ち上がり発言したものだ。その場で、大石氏は「あなたはきれいなことを言っているが、職員の団結をバラバラにするようなことを言っている」とも批判している。この時、大石氏は30歳。若手の職員が府のトップに噛み付いたと話題になった。この時は府に1000件ほどの抗議電話があったという。
大石氏は2018年に府を退職し、政治活動を始める。2019年に府議選に無所属で立候補するも落選。今回の衆院選でれいわ新選組の公認候補として大阪5区から出馬。小選挙区では敗れたものの、比例代表で復活当選を果たした。
山本氏は、大石氏の府議選出馬時の応援演説では「みんながビビっている橋下さんの前で反論をした」胆力を評価していた。「世間では噛み付いたと言われていますけど、私非常にまっとうな意見を言われた方だと思っています」とも語っている。そんな大石氏は、山本氏とれいわ新選組にとって強力な存在となることは間違いなさそうだ。
大石氏は、橋下氏への噛みつきばかりが注目されがちだが、大学院では環境工学を専攻し、府庁では騒音や大気汚染対策の仕事を行っていた専門家でもある。「国会では公害対策を追及して欲しい」といった声もネットであり、そちらの方面での活躍にも期待したいところだ。