>>拉致被害者「生きてる人はいない」発言が物議の生方議員、不祥事起こすタイミングがこれまでも悪すぎる?<<
生方議員以外にも、失言やスキャンダルで世間を騒がせた議員たちの結果はどうなっているだろうか。
2018年『新潮45』(新潮社)に「LGBTは生産性がない」といった主張を寄稿し物議を醸していた自民党の杉田水脈氏は、中国ブロックの比例代表19位で出馬。前回より順位を2つ落としたが、当選。衆院選の比例代表は個人名ではなく政党名での投票となるため、発言の影響はそれほど大きくなかったようだ。
2015年に『週刊新潮』(新潮社)、『週刊文春』(文藝春秋)に下着泥棒で逮捕された過去が報じられた自民党の高木毅氏は、前回の2017年に続き、今回の選挙でも当選を果たした。高木氏の場合は、もともとスキャンダルの影響は少なかったと言えるだろう。
2015年に「路チュー不倫」が報じられた自民党の中川郁子氏は、17年の選挙ではその影響からか落選。今回も小選挙区で落選したが比例復活で当選を果たしている。もともと2009年に亡くなった夫の中川昭一氏の跡を引き継ぐ形で12年に当選、14年に再選しているので、かろうじて面目を保ったと言えるだろう。
自民党の議員は安泰だったと言えるが、党を離れた人物は落選してしまった。2019年に男性秘書に対する暴言、暴行疑惑を『週刊新潮』に報じられ、『週刊文春』では外国人女性に売春を持ちかけていたと報じられた石崎徹氏は、2020年10月に自民党を離党。その後も議員を続けていたが、選挙を前にした21年9月に辞職。今回は前回と同じ新潟1区から日本維新の会の候補として出馬したが、立憲民主党と自民党の対立候補に大差をつけられ落選。やはり、有権者の心は離れてしまったのだろう。
やはり選挙は信用が第一、一つの失言やスキャンダルが命取りとなることもあるのは確かかもしれない。