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日本ハム近藤健介が月間MVP初受賞「縁がない賞だと思っていた」投手はオリックス山本由伸が4連続!

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近藤健介

 2021年10、11月度の「大樹生命月間MVP賞」が9日、パシフィック野球連盟より発表され、打者部門で北海道日本ハムファイターズの近藤健介が選出された。近藤はプロ10年目で初受賞。ファイターズからは2019年3、4月度の有原航平以来、通算74度目の受賞となる。

 近藤は10月度23 試合に先発出場し、安打(27)、二塁打(9)、塁打(44)、出塁率(.422)でリーグトップ、打率(.351)でリーグ2位の好成績を残した。1日の埼玉西武ライオンズ戦で、6回に均衡を破る先制打を放ち10月好スタートを切ると、13日の埼玉西武戦まで11試合連続安打の活躍。その後も安打を量産する中で20日・埼玉西武戦では2回に右中間へ先制ソロ本塁打を放ち、プロ10年目で初の2桁本塁打をマーク。10月は最終的に23試合中20試合で安打を放つ成績を残した。

 近藤は「縁がない賞だと思っていたので、素直にうれしく思います。17年の調子が良い時にこの賞に届かず、これで獲得できなかったら無理だなと思っていたので、少しびっくりしています。今年はチームとしてなかなか得点を取れなかったので、もう少し得点に貢献できる打撃をこのオフに突き詰めていきたいです」とコメントしている。

 なお、投手部門ではオリックスのエース山本由伸が4回連続の受賞。最後まで負け知らずだったところが評価されたのは言うまでもない。

 4回連続での受賞について山本は「まずはシーズンを完走することが目標だったので、最後の1か月までいい状態で野球ができたということにとても嬉しさを感じています。1勝1勝が全員で勝ち取った勝利なので、そこに喜びを感じますね。シーズン終盤に優勝争いをすることが僕自身初めてでしたし、1試合1試合の重みをとても感じてできたのでいい経験になったと思います。そういう中でも楽しむことを忘れずに思い切ってできました」と語ると、印象に残っている試合について「シーズン最終戦ですね。最後の1試合はとても大切な1勝だったので印象に残っています」と話した。「僕は、チームメイトや裏方のみなさんに支えてもらって、なんとかできていると思うので、本当に全員に感謝しています。まだまだCS、日本シリーズと続きますので、全力で楽しむことを忘れず、勝利に向かって思い切り投げたいと思います。日本一を取るつもりで頑張ります!」とCS、日本シリーズに向けて既に切り替えているようだ。

(どら増田 / 写真・及川恒平)

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