>>53歳女、実の娘をガラス瓶で殴打し逮捕 動機は「素行の悪さ」か<<
警察によると、事件が発生したのは10月1日午後7時頃。46歳の会社員が10代の長女に対し、尻や脇腹を蹴る、髪を掴むなど暴行を加えた。その後、同4日になり、男の妻で被害者の母親が警察に相談。捜査を進めた結果、容疑が固まり、暴行の疑いで3日に逮捕した。
なぜ我が子である娘に対し暴力を振るったのか。警察によると、男が帰宅した際に長女が「おかえりなさい」と言わなかったことが要因で、怒りに任せて蹴るなどの暴行に出たという。取り調べに対し、男は「しつけのつもりで蹴った」と話している。警察では日常的に暴力を振るっていた可能性もあると見て、捜査を進めている。
あいさつは重要だが、「しなかった」からと言って暴力を振るうのは不適切と言わざるを得ない。長女の精神的ダメージが心配される。父親から暴力を振るわれたという30歳女性に当時の話を聞いた。
「子どもの頃から父親が怒ると、私が勢いで弾き飛ぶほど殴られ、蹴られてました。母や妹も、同様なことをよくされていました。小学校に行くまでは、どこの家庭でもそういうことをしているんだろう、それが普通なんだと思っていたのですが、成長するにつれ、異常だということを理解しました。妹が大怪我をしたことをきっかけに母が離婚し、その後父親とは会っていませんし、二度と会うつもりはありません。今は私にも息子がいますが、絶対に暴力は振るいません」
怪我をさせるほどの暴力は「しつけ」ではない。