「YouTubeクリニック」というユーチューブチャンネルを開設し、医療について発信していた上松氏。そんな上松氏だが、9月5日から15日に掛け、「抗がん剤には効果がない」「食事療法でがんを治せる」などと謳うクリニックに潜入する動画を4本アップしていた。
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上松氏ががん患者の家族を装って話を聞き出したところ、クリニック側は抗がん剤治療と放射線治療を否定。「再発するからね、抗がん剤をやると」と言い、さらに、抗がん剤治療後に患者が死ぬと説明する場面もあった。また、このクリニックでは断食とサプリでがん治療をするとのことだったが、上松氏が聞き出しても生存率については「分からない」と回答していた。
動画では最終的に上松氏が医師だと明かし、自身の患者が実際にがんを患ってこのクリニックにかかり、食事療法やサプリで治療していたところ、悪化したと指摘。上松氏は「本気でこんなことばっかりやってるんですか?」とクリニックの医師に問い、抗がん剤治療は統計上でがんを治していると反論していた。
動画はクリニックの名前は伏せられ、医師の音声にも加工がされていたものの、上松氏は3日に「警告状が届きました」という動画をアップし、取り上げたクリニックの医師から「名誉毀損に該当する」「偽計業務妨害罪にも当たる」と記された警告状が届いたこと報告。上松氏は「真実が明らかになっただけ。正当な評価になった」「生命の危機にさらされているがん患者さんに、正しい情報を伝えるという公益性が保たれていると判断されますので、これは偽計業務妨害罪にはあたりません」などと反論した。
また、相手が謝罪文を望んでいるとのことで、動画内で「詐欺医療を悔い改めることに至らなかったこと心よりお詫び致します」と皮肉を込めて謝罪。最後には「職を失うことより、患者さんが誤った情報で脅かされる方を嫌います。医師を舐めないでいただきたい」と言い、「法廷でお会いしましょう」と宣言していた。
この一連の騒動に、ネット上からは「先生が格好よすぎる」「医師としての信念を感じた」「詐欺医療がなくなることを祈ってます」「感服しました」「医師としての正義を貫く姿勢に心から感動しました」と上松氏へのエールが多く集まっている。
記事内の引用について
YouTubeクリニック公式ユーチューブチャンネルより
https://www.youtube.com/channel/UCQENG-z5125CuGCd8l409Ng