メインイベントでは、ワールド・オブ・スターダム選手権試合、チャンピオンの林下詩美に、マーベラスのエース彩羽匠が挑戦する。
詩美は「私は岩谷麻優からこのベルトを取り、たくさんの挑戦者からベルトを防衛してきました。今はもうこの赤いベルトこそが世界ナンバーワンのベルトだと自負しております。このベルトを懸けて彩羽匠さん、アナタと試合ができることを本当に光栄に思っております。私と彩羽匠さん、5★STAR GP公式戦、結果は20分ドローでした。このベルトを懸けてまたドローなんてあんな思いはしたくないので、今回の赤いベルト防衛戦、時間無制限でやりたいと思っています。どうでしょうか?」と提案。
彩羽は「まずは、この赤いベルト戦決めてくださってありがとうございます。自分自身はですね、スターダムのこの赤いベルト、今回で4回目の挑戦となります。今までずっとデビューした当時から赤いベルトを取りますって言ってもう8年経ちました。こうやって4回も逆にチャンスをもらってるので、今回はしっかり取りにいかないといけないなって本当に思ってます。まあ今、マーベラスもこういう状況ですし、5★STARで優勝できなかったんで、ここでしっかり結果を残せたらなと思います。大阪城ホールに関しては、自分の師匠の長与さんが大阪城ホールで髪切りマッチをして、それを見て自分プロレスラーをめざしたので、そこでまさか試合ができると思わなかったので、このタイミングで赤いベルトを取れたら最高だなと思います。そして時間無制限ということで、もう全然、やりましょう。時間無制限でお願いします」と受諾。
ロッシー小川エグゼクティブプロデューサーは「2人が合意してるんでしたら、それで決定で。今から35年前をさかのぼりますと、大阪城ホールというと日本で一番大きい会場だったんですね。今こそドームとかいろいろありますけど、当時は一番大きい会場、そこでスターダムが(女子団体として)26年ぶりに進出ということはすごいことだと思います。そこでまたスターダムが新しい歴史をスタートさせたいと思います。1試合目からメインまでスターダムらしい華やかな一戦をしてください。お願いします」と期待を寄せた。
同大会にはマーベラスの社長であり、全日本女子プロレス時代の1985、86年にダンプ松本と2度に渡る敗者髪切りマッチを大阪城ホールで闘った長与千種が、PPVの特別ゲストとして来場することも発表された。彩羽にとっては師匠の前で赤いベルトを奪取したいところだ。
(どら増田 / 写真・︎ブシロードファイト)