第7試合では、5★STAR GP 2021 ブルー・スターズ公式リーグ戦、ウナギ・サヤカと彩羽匠が対戦。ここまでウナギの2勝3敗1分の5点に対し、マーベラスのエース彩羽は3勝1敗1分の7点と決勝進出有力候補だが、赤いベルトことワールド・オブ・スターダム王者の林下詩美、SWA世界王者の朱里との公式戦を残しており、得点を積み重ねておきたいところ。
彩羽はマーベラスのMariaをセコンドに威風堂々と入場。続いてフューチャー・オブ・スターダム王者のウナギが入場した。両者握手を交わすもウナギが蹴り上げたため、これにキレた彩羽がハイキックを放ったところで試合開始のゴング。彩羽はウナギの腕を捻り上げると、蹴りで場外へ落とす。
「上がって来い!」とリング上から挑発した彩羽は、ウナギがリングに戻るとスリーパーで捕獲。これはウナギがエスケープする。ウナギも反撃を試みるが、彩羽はキックのコンビネーションで圧倒。再びスリーパーへ。ウナギはこれもエスケープ。彩羽は打撃を緩めない。ウナギもカカト落としなどで反撃していくが、彩羽はカウンターで長与千種直伝のニールキックを決める。
コーナーに登った彩羽は、スワントーンボムもカウントは2。両者はエルボーの応酬に。彩羽はカウンターでキックを放つもこれを丸め込むウナギ。しかし、彩羽は右ハイを放つとパワーボムからライガーボムでカウント3が入り、勝ち点を9に伸ばした。試合後、彩羽はウナギの健闘を称えてからバックステージへ。
バックステージで彩羽は「粘ったね。ウナギ」と言うと、「変なヤツというのはTwitterで分かってたので、覚悟はしてたんですけど、まだキャリア何年目ですか?3年弱。最初、見た目だけかなと思ってたんですよ。まだ技が少ない中で攻め所は分かってるなと思いました」とウナギを高評価。続けて、「自分も落ち着いてはいられないんで。2点をしっかり取らなきゃいけない立場だったし、前の試合で、上谷選手が11点になってヤバイなって思ったんで。もっと早く畳みかけようと思ったら、10分も試合しちゃいました(苦笑)。でもファンの人が言うほど、変なヤツじゃなかったです。ちゃんとしたプロレスラーでした」とコメント。ケガから復帰後、久々の連戦となっているが、疲れは「全然ないです。大丈夫です」と笑顔で控室に入っていった。
彩羽匠の終盤戦が楽しみである。
◆スターダム◆
『5★STAR GP 2021後楽園大会』
2021年9月16日
東京・後楽園ホール
▼5★STAR GP 2021 ブルー・スターズ公式リーグ戦(20分1本勝負)
●ウナギ・サヤカ【5点】(10分34秒 エビ固め)彩羽匠【9点】○
※ライガーボム
(どら増田)