今回の動画で田尾氏は、同日に行われ阪神が「3-13」で敗れた阪神対ヤクルトの一戦について解説。「4回6失点(自責5)・被安打9・与四球1」と打ち込まれた先発・高橋遥人に序盤から抱いていた不安や、佐藤輝明が「2打数無安打・2三振」に終わった要因などを語った。
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その中で、田尾氏は同戦に3番手として登板するも、「1.2回5失点・被安打5・与四死球4」と大炎上した岩貞に言及。「『これ(から)どのタイミングで投げさせるのかな』っていう(思うような)、非常に難しい投手になってしまった」と、今後に大きな不安を残すような投球だったと苦言を呈した。
田尾氏は続けて、「もうちょっと安定してくれないと、もう勝ちパターンの中には入れられないぐらい(感じ)になってしまった。この先がちょっと思いやられる」とコメント。今日のような調子が続くようなら、到底勝ちパターンでは使えないと突き放した。
田尾氏の発言を受け、ネット上には「昨日みたいな乱調なら勝ちパターン以外でも使えないよ」、「変に起用してさらに試合を壊される前に二軍に落とした方がいい気もする」、「岩貞の代わりに小川(一平)あたりを勝ちパターンで使う方がよっぽど有意義だろうな」といった同調の声が寄せられている。
一方、「1回派手に燃えたぐらいで厳しすぎだろ」、「『もうちょっと安定してくれないと』って何だよ、それまではそれなりに安定してただろ」、「今日たまたま打たれた可能性もあるし、もう何試合か見てみないと本当の調子は分からないのでは」と否定的なコメントも複数挙がった。
「今季の岩貞は9日終了時点でチーム2位の12ホールドをマークするなど、ここまでは勝ちパターンの一角として多く起用されている投手。ただ、9日の試合で大炎上を喫したことに加え、小川が後半戦7登板で防御率『1.80』と結果を残しつつあることから、ファンの間でも岩貞の勝ちパターン除外や二軍降格を求める声が高まっているようです。ただ、岩貞も9日試合前時点では後半戦10登板で防御率『2.61』とそれほど失点は喫していない上、同戦までは5試合連続無失点だったことから、一度の炎上で見限るのはどうなのかという疑問の声も散見されます」(野球ライター)
4月28日・中日戦での4失点を上回り、今季自己ワーストの5失点を喫した岩貞。今後の試合で名誉挽回の投球を見せることはできるのだろうか。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
田尾安志氏の公式ユーチューブチャンネルより
https://www.youtube.com/channel/UCujKx9MOD0zja02WXkDAwwA