「応援してくださる皆様、関係者各位へ」のタイトルで、「日頃よりマーベラスプロレスをご愛顧頂き誠にありがとうございます。先頃、神童ミコト、星月芽依、響。上記3選手からの退団の意向の申し出があり、話し合いを重ねた結果、それぞれが個々のチカラを試し経験を積み、より自身を磨きたいとの事でしたので、弊社も3選手の気持ちを優先し、合意いたしました。それぞれの選手の意思は固く、未来への道としまして.ペナルティーや契約期間内での退団により発生する違約金などは一切徴収せず、2021年8月31日を持ちましてマーベラスプロレスリングとの契約解除と致します」と3選手の退団を発表したのだ。
ミコトと星月は2018年にデビュー、響は2014年にディアナでデビューも退団し、2019年にマーベラスで再デビューしている。星月はスターダムでハイスピード王座に挑戦するなどハイスピーダーとして活躍する傍ら、8.20東京・後楽園ホール大会では、センダイガールズ(仙女)のエース橋本千紘相手に善戦してマーベラスのリングで爪痕を残して来た。ミコトもハードコア路線を歩み始めた矢先の出来事。さらに、響に関しては今年に入り、反体制に回ると仙女のDASH・チサコとハードコア戦をGAEAISM6.13東京・大田区総合体育館大会で行い評価を上げると、アンドラス宮城を引き連れて仙女に乗り込んだり、彩羽匠の復帰戦の相手を務めるなど急成長を遂げて来た。
長与社長は「若い芽が別の場所で大きく伸びて育ってくれる事を願い、断腸の思いではありますが3選手の退団を了承致しました。そして以前より決まっておりました他団体参戦試合に関しましては、マーベラスはマネージメントとして団体様にご理解を頂き参戦させて参ります。こちらに関しましては、諸々決定次第、ご報告をさせて頂きます。応援してくださっております皆様、また各団体の皆様、何卒この3選手を宜しくお願い申し上げます」とコメントしており、既に発表されている他団体の参戦に関しては予定通り参戦させる意向だ。
最後に「彩羽匠を筆頭に渡辺智子、桃野美桜、門倉凛、Maria、宝山愛、レオ、KAORU(怪我による欠場中)。一気に選手が激減してしまいましたが…。心折れる事なく、マーベラスは突き進む所存であります。新体制を築くまで多少の心の準備がいりますが、9月10日の新木場ファーストリング無観客生配信にで直接、生の声で新体制のご挨拶をさせていただく予定でおります。それまでは専属選手の気持ちを配慮し、SNSなどはお休みさせていただきます事をご了承して頂けますようお願い申し上げます」と結んでいる(以上、原文ママ)。
女子プロレス界の中でも試合内容の良さには定評のあるマーベラス。現在、エース彩羽匠がスターダムの最強決定リーグ戦『5★STAR GP 2021』に参戦中だが、初戦からしっかりインパクトを残している。桃野、門倉といった未来のある選手もいるだけに、今回の退団劇をチャンスに変えて、マーベラスここにありを見せつけてもらいたい。
(どら増田)