セミファイナルでは星月芽依と、センダイガールズ(仙女)のエースであり、ワールドチャンピオンの橋本千紘が対戦。星月は今年1月10日に行われた仙女の東京・新宿FACE大会で、仙女とマーベラスの7対7勝ち抜き戦にマーベラスの副将として出場。仙女の大将を務めた橋本のラストライドを流れ星で切り返して3カウントを奪取している。橋本にとっては連敗が許されない試合。星月はあの試合がまぐれじゃなかったことを証明したいところ。
試合は星月がスピードで橋本をかく乱しながら、ヒザに狙いを定める。そんな星月を橋本は倒すと、下から抵抗する星月をねじ伏せて逆エビ固めでエビ反りにする。星月がなんとかブレイクすると、橋本は水車落としで叩きつけてラリアットを狙うが、星月が十字架固めで切り返し、エルボーを連打していくが橋本は耐えきって投げっぱなしジャーマンからラリアット。さらにラストライドを狙うが、星月が流れ星で切り返すも、橋本はカウント2でキックアウト。しかし、そのまま星月は足に絡みついてグラウンドアンクルロックで足を絞める。橋本がロープに逃れようとすると足4の字固めが不完全ながら決まり、橋本は苦悶の表情を浮かべる。
これを橋本がロープブレイクすると、星月はエルボー連打。橋本がバックを取ると、星月が振り払ってヒザへの低空ドロップキックからロープに飛ぶが、橋本が素早くバックを取って投げっぱなしジャーマン。さらにラリアットからラストライドで叩きつけて3カウント。橋本が新宿の借りを返すことに成功。
バックステージで橋本は「星月芽依!ただの星屑じゃないということは分かってるので、その先、あいつがもう一歩行ったところでまたシングルやりたいと思います。今は彩羽匠一択で!星月芽依はしばらくいいよ」と星月を評価しつつ、復帰したマーベラスのエース、彩羽匠に目が向いていた。
(どら増田)