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最年少は12歳、20歳で退団! 広井王子総合演出の少女歌劇団『ミモザーヌ』が初の有観客公演、2期生ともだりのあがリモート稽古の様子明かす

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ともだりのあ

 17日、東京・なかのZEROホールで、『サクラ大戦』シリーズでおなじみのマルチクリエイター・広井王子が総合演出する少女歌劇団ミモザーヌの夏公演『Romance〜恋するように〜』が開催された。公演後、同歌劇団所属のともだりのあに、公演の感想やリモートで行われたという稽古の裏話などを聞いた。

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 少女歌劇団ミモザーヌは、12歳~19歳の少女たちで構成されるパフォーマンス集団。劇団名は「友情」「優雅」が花言葉のミモザを由来とする。現在は応募総数736名の中から選出された第1期生を始め、第3期生までの25名が所属する。メンバーが20歳で退団となるのも特色だ。この日は初めての有観客ライブとなり、ライブ中3期生のお披露目も行われた。

 ともだは兵庫県出身の13歳で、同歌劇団の2期生。今公演の感想を聞くと「楽しかったです」と元気一杯の笑顔を見せる。「お客さんが入っての公演は初めてだったので緊張していたんですけど、いざステージが始まると、手拍子をしてくれたり、お客さんの反応がすごく温かくて。わたしもすごく楽しくて、踊ったり歌ったりしているうちに緊張していることなんて忘れていました」と感想を述べる。

 稽古はコロナ禍とあり、リモートで行われたといい、「ZOOMを使って行うんです。一人一人歌を見てもらって、ダンスもみんなの顔を(画面越しに)見ながら練習できました。早くみんなに会いたいと思いながらの練習でした」と振り返る。幼少期からバレエをやっていたというが、「総合エンターテインメントは歌とか踊りとかいろんな表現をしなくてはいけないので、すごく難しい」と同歌劇団のステージならではの難しさも感じたとのこと。

 広井からはアドバイスをもらったといい、「レッスン終わりにミーティングをしてくださるんです。王子さんが『質問はある?』って。みんなこんなこと聞いていいのかなという感じで最初はなかなか手が挙がらなかったんですけど、『手が挙がらないのはダメだよ。考えてなくてもいいから、まず手を挙げること。挙げてから考えればいい』ってアドバイスをもらいました。雑談もしてくださったり、他人の幸せを願える人になりなさいっておっしゃってくれたりしてすごい人だなって思います」とその印象を紹介する。

 同歌劇団では歌唱力、踊り、表現力、演技力など総合的な能力が問われるが、その中でも「演技に力を入れたい」と述べ、憧れの女優には浜辺美波の名を挙げる。「将来は歌って踊れて、元気のある女優さんになりたいです」と夢を語り、歌や踊りの面では「アリアナ・グランデも憧れの人」だと話す。「ミモザーヌは世界で活躍していこうというグループ。英語も話せるようになりたい」と語学の習得にも意欲的だ。

 同歌劇団はそもそも吉本興業の「少女歌劇団プロジェクト」から始まったもの。最後に同社にちなんで好きな芸人を聞くと、「(野性爆弾の)くっきー!さん」と即答。「面白くて、芸術的センスがある方だなって思います」と嬉しそうに話していた。

 夏公演『Romance〜恋するように〜』は、8月20日に大阪・東大阪市文化創造館でも公演が予定されている。また、今後も継続的に公演やライブなどが行われる予定だ。

(取材・文:名鹿祥史)

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