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十両・貴源治の大麻使用発覚で「八角理事長の首が飛ぶ」? 角界騒然の不祥事で“北の湖の悲劇”再びか

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 4~18日にかけ行われた大相撲7月場所で「6勝9敗」と負け越した十両・貴源治。20日、その貴源治が同場所中に大麻を使用していたことを日本相撲協会が発表したと複数メディアが報じた。

 報道によると、14日目の17日に「貴源治が大麻を使用しているのではないか」という話が力士間でささやかれているという情報が協会に寄せられた。これを受けた協会が18日の千秋楽後に事情を確認すると、貴源治は「大麻成分が含まれているCBDオイルという痛み止めを使用している」、「あがり症を抑えるために食べているグミにも大麻成分が入っていると聞いた」などと説明し意図的な使用を否定したという。

 ただ、翌19日に行われた尿検査で大麻陽性判定が出たため、協会側は再度貴源治を聴取。すると、場所中に宿舎近くの道路で大麻たばこを1本吸ったと本人が認めたことから、協会はただちに警察に通報。貴源治は警視庁で事情聴取を受けた後、現在は師匠・常盤山親方(元小結・隆三杉)の指示で謹慎しているという。

 現在24歳の貴源治は2013年3月場所で初土俵を踏むと、今年7月場所までに十両に20場所(十両優勝1回)、幕内に2場所在位している若手力士。確かな実績を残す一方で、2019年9月に双子の兄・貴ノ富士(元十両/現格闘家・スダリオ剛)が引退につながる付け人への暴行問題を起こした際、自身も弟弟子らに理不尽な指導などを行っていたとしてけん責処分を受けた過去もある。

 貴源治の大麻使用発覚を受け、ネット上には「ニュース見て思わず『は?』って口に出るほど驚いた、マジで信じられない」、「白鵬の優勝、照ノ富士の横綱昇進のめでたさに水を差す愚行だ」、「貴源治って場所序盤で炎鵬にアッパー食らわせてた奴か、乱暴な取り口には大麻使用も影響してたんだろうか」、「これはさすがにクビは免れないだろう、兄弟揃って不祥事で力士人生を断たれるとは…」といった反応が寄せられている。

 >>十両・貴源治が炎鵬を“アッパー”でKO! 不戦勝をもたらした張り手連発が物議、「兄の貴ノ富士のような暴力」と批判も<<

 一方、「これ貴源治以外にも大麻使ってる力士がいたらマズいよな」、「これから抜き打ち検査とかで他にも大麻使ってる奴が判明したりするんだろうか…」、「昔あった大麻問題では北の湖(元横綱)理事長が辞任したし、今回も場合によっては八角理事長(元横綱・北勝海)の首が飛ぶかも」と今後の展開を懸念するコメントも複数見受けられた。

 「角界では2008年8月18日に若ノ鵬(当時幕内)が大麻取締法違反(所持)の疑いで警視庁に逮捕され同月21日に解雇されると、9月2日には協会の抜き打ち尿検査で露鵬(当時幕内)、白露山(当時十両)に陽性反応が出て再検査でも同じ結果だったため同月8日に共に解雇。さらに、2009年1月30日には若麒麟(当時幕内)が大麻取締法違反(所持)の疑いで神奈川県警に逮捕され同月31日に引退届を提出し引退と、わずか数カ月の間に関取4名が相次いで大麻絡みの不祥事を起こし土俵を去っています。また、露鵬・白露山の解雇と同じ日には、当時の北の湖理事長が協会の歴史上初めて理事長職を引責辞任したことも多くのファンに衝撃をもたらしました。こうした過去を踏まえてか、今回も万が一、貴源治以外に大麻を使用している力士が今後出てくるようなら、八角現理事長も責任を取らされる展開になるのではと考えているファンも少なくないようです」(相撲ライター)

 芝田山広報部長(元横綱・大乃国)が「自分も今日初めて聞いてびっくりした。残念極まりない」と語ったことが伝えられるなど、協会内部にも激震が走っている貴源治の不祥事。今後は協会コンプライアンス委員会による調査を経て、理事会で正式に処分が決まる見通しとなっている。

文 / 柴田雅人

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