また、同期間中の土・日に開催される一軍主催公式戦に関しては、チケットの販売を中断し、今後、観客数の制限について、新型コロナウイルス感染状況等を基に大阪府との協議を行っていくという。
今回、大阪・京セラドーム大阪で有観客試合として開催されるのは、6月8日から10日までの読売ジャイアンツ3連戦と、11日の広島東洋カープ戦の4試合。12日と13日の広島戦は大阪府と協議中とのこと。オリックスでは、緊急事態宣言発令に伴う大阪府の大型イベントは無観客試合という要請に従う形で、4月27日、28日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦、30日から5月2日の福岡ソフトバンクホークス戦、16日の楽天戦、18日、19日の千葉ロッテマリーンズ戦、28日から30日までの東京ヤクルトスワローズ戦を全て無観客試合で行ってきた。
5月14日、15日の楽天戦は、兵庫・ほっともっとフィールド神戸での試合だったことから、有観客試合として開催したが、ここでオリックスは2連勝を飾っており、中嶋聡監督は「お客さんがいるといないでは全然違う。やっぱりファンのみなさんの前でやるというのは、嬉しいですね。なんとか大阪も有観客にならないものか。お願いします」と京セラドームでも有観客試合の再開を望んでいると語っていた。
オリックス球団は、何とか無観客のスタンドを演出しようと、オフィシャルグッズショップで使われていたマネキンを並べて、「マネキン応援団」を作るなど、テレビ向けの演出に知恵を絞っており、「マネキン応援団」は一体だけアクションすることがあり、ファンの間で話題になっている。また、公式ダンス&ヴォーカルグループBsGirlsも客席に座らせて、応援タオルを掲げたり、球団マスコットもフル稼働させるなど、何とか盛り上げようと必死だ。
今回の宣言延長で、大阪府は平日のみ緩和するとしており、土・日の対応は明確になっていない。オリックスも、もうしばらく「マネキン応援団」の出番があるかもしれない。
(どら増田)