【オリックス 5.11〜5.16戦績】
対 北海道日本ハム
東京・東京ドーム
11日
○オリックス(宮城)9-1(金子)北海道日本ハム●
12日
●オリックス(山本)1-2(加藤)北海道日本ハム○
対 東北楽天
兵庫・ほっともっとフィールド神戸
14日
○オリックス(山岡)9-4(涌井)東北楽天●
15日
○オリックス(田嶋)4-3(田中)東北楽天●
16日
大阪・京セラドーム大阪
●オリックス(山崎福)0-1(早川)東北楽天○
※(カッコ)内は先発投手。
※43試合17勝19敗7け。5位。首位の東北楽天と3ゲーム差。
日本ハム戦の初戦は、ここまで負けなしの宮城大弥が先発。かつてオリックスのエースで、オリックス戦負けなしの金子弌大と投げ合うかと思いきや、初回に杉本裕太郎が8号2ランで先制すると、金子から6得点を挙げて、3回1/3で引きずり落とした。その後3点を追加して、計9点の大量援護に後押しされるかのように宮城が好投。規定投球回にも到達し、防御率トップに立った。宮城は「各回の先頭打者をいいイメージで投げられたのが良かった」と自身のピッチングを振り返った。
2戦目は、エース山本由伸が先発。7回を2失点に抑えたが、日本ハム先発の加藤貴之を攻略できず1-2で敗れた。由伸は「調子自体も悪くなかったと思いますし、全体的にはいいボールも多かったと思います。ただ、先制点を許してしまったホームランの1球であったり、7回に許してしまったタイムリーの1球など、勝負所で制球が甘く入ってしまったことが悔しいですし、なんとか最少失点で粘りたかったです」と悔しさをにじませている。
神戸での楽天戦初戦は、3月、4月の月間MVP、涌井秀章から3回を5得点の猛攻でKOさせると、先発の山岡泰輔がテンポの良いピッチングを見せて9-4で完勝。宗佑磨がサイクルヒットに王手をかけるなど光った試合となった。宗は「僕はちゃんと打ててないので、ちゃんと打てる正尚さんに回すように、繋ぐバッティングをした。僕だけじゃなく初回に3点入ったのが大きい」と振り返った。2戦目、楽天は田中将大が先発。5回までは完璧に抑えられていたオリックス打線だが、6回に吉田正尚が逆転3ランを放ち、最終回は能見篤史がピンチを招くもK-鈴木が抑えてオリックスが逃げ切っている。正尚は「田中投手は球界を代表するピッチャー。田中投手から打てたことは自信になりました」と笑顔で語っている。3戦目は山崎福也と、楽天のルーキー早川隆久の投げ合いになったが、島内宏明のソロによる1点が決め手となり、0-1で早川に完封負けを喫した。中嶋聡監督は「捕らえきれなかった」と完敗を認めざるを得なかった。
借金は「2」と完済まであと僅か。18日から京セラで行われる千葉ロッテ2連戦で、宮城、由伸を当てることで、今度こそ借金返済達成を成し遂げたいところだ。
(どら増田)