「〇〇さん、貸しますの旅」は、街中で困っている人を助けるためタレントを派遣。3時間限定で全力で手伝ってもらうというもので、この日は俳優の田中圭が貸し出されることになった。
今回、田中が手伝う事になったのは、都内の名門高校の和太鼓部の3年生。昨年2020年は、現役最後の全国大会出場が控えていたが、新型コロナウイルスの影響で大会は中止に。
その後も新型コロナウイルスにより、部活動すらままならなかったため、「卒業前に行うミニ公演で何か思い出を作りたい」と思い番組に相談したという。
田中は和太鼓部員達の思いを汲み、一緒に和太鼓の演奏をすることに。しかし、和太鼓初体験の田中に与えられた練習時間はわずか2時間。この僅かな間に猛練習をすることになったものの、田中が演奏する「神輿太鼓」は和太鼓初心者には難易度が高く、部員の手を借り、なんとか曲とタイミングを頭の中に叩き込むまでが精一杯であった。
そして、いよいよ本番。後輩たちが見守る中、田中は練習したての「神輿太鼓」のソロパートを披露したが、そのクオリティは当の田中が演奏中に「うわぁ!間違えた!」と声を上げてしまうほどに散々な出来で、和太鼓部のメンバーのサポートでどうにか形になった。
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ネットでは、この田中の和太鼓演奏に「めっちゃグダグダ」「練習する時間が無さ過ぎた」「もっと時間を与えてほしかった」といった声が相次いだ。
だが、クオリティは高くなかったかもしれないが、田中の演奏を聴いた和太鼓部員達は目に涙を浮かべて感動し、「最高の思い出になった」と田中に感謝した。
ネットでは「演奏は確かにグダグダだったけど感動した」「全国には引退試合が出来なかった高校生も多いから勇気づけられたと思う」といった声も大きく、番組としては大成功に終ったようだ。
『笑ってコラえて!』は以前、高校吹奏楽部を長期密着した「吹奏楽の旅」という企画が大きな話題を呼んだことがあるが、今回も「吹奏楽の旅」に次ぐ感動の回となったようだ。