問題となっているのは、五輪開催について番組内で議論していた際の一幕。IOCは6日、東京オリンピック・パラリンピックの選手団に対し、ファイザー社から新型コロナウイルスのワクチンの提供を受けることで合意したと発表していた。
優先接種に対して、五輪出場選手の中からは戸惑いの声もあがっているが、これに坂上は「苦しそうだなと思ったんですけど、すごくいいこと」と評価。その理由について、「日本って、アスリートの人たちが受け身っていうか。アマチュアスポーツは特にそうなんだけど、決まったことに従いますっていう姿勢を美徳とされてる」と指摘しつつ、「東京オリパラって次あるか分からないじゃないですか。んで、4年間犠牲を払って一生懸命やってきた人たちなわけで。だったら、僕はもっと選手の人たちも積極的に発言するべきだと思ってるわけ」と持論を展開した。
さらに、坂上は「逆に選手の皆さんが言いづらいんであれば、オリンピアンとか元アスリートの人たちがもっと声を大にして! 綺麗ごとばっかりじゃなくて」と呼びかけ。現状、五輪開催派と医療関係者がぶつかり合いかねない状況になっているといい、「どうしてこういう状況になっているんでしょう? って思ったら、やっぱり政府の政策の甘さであり、そうしたら東京都だって入ってるわけであり、大会組織委員会だってどうなんですか? って、僕はね、もっとプレッシャー掛けた方がいいと思うんだけどね」と話していた。
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しかし、7日には水泳の池江璃花子選手がツイッターを通じ、自身の元に「辞退してほしい」「反対に声をあげてほしい」といったコメントが寄せられていることを告発したばかり。坂上のこの発言に、視聴者からは「選手に背負わせるべきじゃない」「それで選手が批判がされたらどうするの?」「選手を自分の政府批判に巻き込むな」といった苦言が多く寄せられている。
声をあげた選手にバッシングが集まるのは、容易に予想できること。にも関わらず、選手を矢面に立たせようとする坂上に、多くの視聴者が困惑していた。