金村氏は週末のスポーツニュースについてトークする番組内のコーナーで、26日にセ・パ同時開幕が予定される今シーズンのプロ野球を論評。オープン戦を「9勝2敗2分・勝率.818」で制した阪神への期待や、日本ハムが厳しい戦いをしいられそうな理由などについて持論を展開した。
その中で、金村氏はOP戦で「12試合・.302・6本・9打点」といった数字を残した阪神ドラ1・佐藤輝明を「(試合を)やればやるほどすごくなってきて(いる)」と評価。佐藤は開幕戦・ヤクルト戦でのスタメン出場が確実視されているが、金村氏は「今(開幕戦)でもすぐ4番を打てる」、「相手からすると一番怖いんちゃうかな、佐藤が(打席に)立ったら雰囲気あるし」と、OP戦の成績は4番を任せてもいいほどの数字だと称賛した。
さらに、金村氏は「こんな選手を見るのは高橋由伸以来かな。だから普通に考えたら高橋由伸の成績は超えるやろな」とコメント。今シーズンは元巨人・高橋由伸氏の1年目成績を超えるような活躍を見せてくれるだろうと期待した。
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今回の放送を受け、ネット上には「OP戦の成績考えたら由伸超えの可能性は十分ある気はする」、「佐藤が由伸級の逸材っていうのは宮本(慎也氏/元ヤクルト)も言ってたな」、「4番で由伸級の成績残せるなら優勝もかなり現実味を帯びてくる」といった反応が多数寄せられている。
一方、「本塁打、打点はチャンスが無いわけじゃない、でも打率は由伸を超えるの無理だろ」、「新人で打率3割は球史でもほとんどいない、それを佐藤がクリアするイメージは湧かない」、「由伸は守備も良かったけど佐藤は今のところそこまででは無い」といった否定的なコメントも複数見受けられた。
「金村氏が引き合いに出した高橋氏は、プロ1年目の1998年に『126試合・.300・19本・75打点』と史上7人目となる新人での打率3割をマーク。また、ゴールデングラブ賞にも選出されるなど攻守そろったルーキーとして多くのファンを驚かせました。その由伸氏の1年目成績を佐藤が超えられるかですが、ファンの間では本塁打、打点はOP戦のような調子が続くなら可能性アリとする一方、打率は3割には届かないのではという見方が強いようです。また、ゴールデングラブ賞についてはOP戦で3失策を喫していることから、現状では厳しいのではという意見が多数を占めています」(野球ライター)
一部では「現時点で由伸と比較されていること自体がすごいこと」という声も挙がっている佐藤。開幕が間近に迫る今シーズンは果たしてどのような数字を残すのだろうか。
文 / 柴田雅人