金村氏は週末のスポーツニュースについてトークする番組内のコーナーで、1月30日に楽天への復帰会見を行った田中将大について言及。記者会見の感想や、プロ入りした2007年から現在までの年俸推移などについてトークを展開した。
問題となったのは、田中のコンディションについての発言。「俺は老婆心ながらひじや肩が心配やね」という金村氏は、「毎年オフにマー君は日本に帰ってきていろいろ治療してる」と田中は以前から毎年オフに体をケアするための日本帰国をしいられているとコメント。
また、金村氏は「ある筋から聞くと『もうだいぶ勤続疲労がきてる』って(言ってた)」とも発言。発言の主について詳細は明かさなかったが、ある人物から田中の右肩・右ひじは既に限界に近いレベルまで消耗が進んでいることを聞いたと暴露した。
>>「前例がない」マー君の楽天復帰にNPBが混乱? 史上初のケースも急浮上、2年契約に隠されたまさかの条件とは<<
金村氏の発言を受け、ネット上には「マー君の肩・肘が実はボロボロっていうのは本当なのか?」、「本当に限界なら楽天が9億も払って獲るわけない、金村さんは話を盛ってるとしか思えない」、「こういう話題を話すなら、どこの誰から聞いたのかをちゃんと明かすべきだ」といった疑問の声が多数寄せられている。
一方、「田中はMLB時代に靭帯断裂したことがあるから、限界説はあながち嘘ではないかも」、「ヤンキースがそう判断して残留を嫌ったっていう論調もあるしなあ」と、右腕の限界説に理解を示すコメントも複数見受けられた。
「今回楽天に復帰するまで田中は計7年間(2014-2020)MLB・ヤンキースでプレーしましたが、加入1年目の2014年7月に右ひじ靱帯の部分断裂が判明。これ以降も右ひじ不調(2015)、右肩炎症(2017,2020)と複数回故障に見舞われた経験を持っています。また、一部ではヤンキースが残留交渉に乗り気でなかったのは、田中の右肩・右ひじの状態が悪いと判断したからという見方もあります。そのため、今回金村氏が口にした右腕の限界説は、全く信ぴょう性がないわけではないと考えているファンもいるようです」(野球ライター)
金村氏をはじめ少なくないファンから右腕の状態を不安視されている田中。こうした不安を今季の活躍で払しょくすることはできるだろうか。
文 / 柴田雅人