ヤンキース
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スポーツ 2021年02月02日 20時30分
楽天復帰の田中、右肩・ひじは既に限界? 毎オフの意味深行動も金村氏が暴露「ある筋から聞くと…」
元近鉄で野球解説者の金村義明氏が、1日放送の『上泉雄一のええなぁ!』(MBSラジオ)に電話で生出演。番組内での発言がネット上のプロ野球ファンの間で物議を醸している。 金村氏は週末のスポーツニュースについてトークする番組内のコーナーで、1月30日に楽天への復帰会見を行った田中将大について言及。記者会見の感想や、プロ入りした2007年から現在までの年俸推移などについてトークを展開した。 問題となったのは、田中のコンディションについての発言。「俺は老婆心ながらひじや肩が心配やね」という金村氏は、「毎年オフにマー君は日本に帰ってきていろいろ治療してる」と田中は以前から毎年オフに体をケアするための日本帰国をしいられているとコメント。 また、金村氏は「ある筋から聞くと『もうだいぶ勤続疲労がきてる』って(言ってた)」とも発言。発言の主について詳細は明かさなかったが、ある人物から田中の右肩・右ひじは既に限界に近いレベルまで消耗が進んでいることを聞いたと暴露した。 >>「前例がない」マー君の楽天復帰にNPBが混乱? 史上初のケースも急浮上、2年契約に隠されたまさかの条件とは<< 金村氏の発言を受け、ネット上には「マー君の肩・肘が実はボロボロっていうのは本当なのか?」、「本当に限界なら楽天が9億も払って獲るわけない、金村さんは話を盛ってるとしか思えない」、「こういう話題を話すなら、どこの誰から聞いたのかをちゃんと明かすべきだ」といった疑問の声が多数寄せられている。 一方、「田中はMLB時代に靭帯断裂したことがあるから、限界説はあながち嘘ではないかも」、「ヤンキースがそう判断して残留を嫌ったっていう論調もあるしなあ」と、右腕の限界説に理解を示すコメントも複数見受けられた。 「今回楽天に復帰するまで田中は計7年間(2014-2020)MLB・ヤンキースでプレーしましたが、加入1年目の2014年7月に右ひじ靱帯の部分断裂が判明。これ以降も右ひじ不調(2015)、右肩炎症(2017,2020)と複数回故障に見舞われた経験を持っています。また、一部ではヤンキースが残留交渉に乗り気でなかったのは、田中の右肩・右ひじの状態が悪いと判断したからという見方もあります。そのため、今回金村氏が口にした右腕の限界説は、全く信ぴょう性がないわけではないと考えているファンもいるようです」(野球ライター) 金村氏をはじめ少なくないファンから右腕の状態を不安視されている田中。こうした不安を今季の活躍で払しょくすることはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年02月01日 15時35分
マー君の楽天復帰は「腰掛けということではない」 MLB残留も可能だった? 石井監督が獲得の裏側を明かしファン驚愕
楽天・石井一久監督兼GMが、1月31日放送の『S-PARK』(フジテレビ系)にリモート出演。前ヤンキース・田中将大復帰の裏話を明かした。 昨年11月にヤンキースをFAとなって以降移籍先が決まっていなかった田中を、今年1月28日に年俸9億円(推定)プラス出来高の2年契約で獲得した楽天。今回の番組で石井監督は獲得の裏側や口説き文句について語った。 >>「前例がない」マー君の楽天復帰にNPBが混乱? 史上初のケースも急浮上、2年契約に隠されたまさかの条件とは<< 田中はプロ入りした2007年から2013年にかけ楽天で活躍し、2014年から昨季まではヤンキースでプレーした。石井監督は田中の獲得について「本当に五分五分という感じでした」としつつ、「彼がどういうふうにこれから野球を続けていくのか、ストーリーを完結に向けていくのかというところで、メジャーというのは絶対条件の中にあったので、日本を選択してくれたことに感謝しています」と古巣復帰を選択してくれたことに感謝した。 ヤンキースをFAとなって以降、石井監督は継続的に声をかけていたという。ただ、「田中選手も(1月30日の入団)会見で言ってましたけど、腰掛けで帰ってきてるということではないんですよね」と田中は“仕方なく”復帰を決断したわけではないと主張した。 続けて、「僕も調べてましたけど、本当に大きい(MLB球団との)契約が何個かあって。その中で別に日本をチョイスしなくてもよかったんですけども、今年は震災から10年という中で、『自分のパフォーマンスを出して優勝に導くぞ』という覚悟がすごく見えたので頼もしく感じてます」とコメント。田中はMLB球団からのオファーもあった中で楽天を選んでくれたと明かしたが、MLB球団からどのような条件のオファーが来ていたのかは触れなかった。 番組の中で石井監督は、田中との交渉で口にしたという口説き文句について「本当に特別で大事なシーズンに帰ってこれるというのは、僕はスーパースターの宿命みたいなものだと思っている。(だから)『スーパースターとしての田中が求められるものが東北に今あるんだ』と言った」と発言。震災から10年を迎える今季を特別なシーズンにしてほしいと訴えかけたという。 前回所属時は「175登板・99勝35敗3セーブ・防御率2.30」といった通算成績を残し、2013年には「28登板・24勝0敗1セーブ・防御率1.27」をマークしチームを創設以来初のリーグ優勝・日本一に導いた田中。石井監督は「(田中に求める)数字は特にはないんですけどとにかく勝ちに導ける、20回投げたら20回全て『勝てるかもしれない』という試合を続けていただきたいなと思います」と、投げる試合は全て勝機を見いだせるような投球を期待したいと述べた。 今回の番組を受け、ネット上には「MLB残留のメドがたたないから復帰したと思ってたらそんなわけじゃなかったのか」、「契約終わり、もしくは途中でMLBに戻る予想も多いけど、腰掛けじゃないっていうのが本当なら楽天にとっては物凄く大きいな」、「震災から10年の節目っていうのはやっぱり大きいんだろうな、マー君も会見で意味のあるタイミングって言ってたし」、「前回の24勝はさすがに求め過ぎだけど、10勝、15勝してくれるようなら優勝もグッと近づきそう」といった反応が多数寄せられている。 一方、「MLBからのオファーについてもう少し詳しく語ってほしかった、どのくらい条件差があったのかも気になるし」、「復帰した田中がいつ頃キャンプに合流するのかは話してくれないのか」と、他にも語ってほしかった内容があるというコメントも複数見受けられた。 震災から10年がたつ今季、8年ぶりにNPB・楽天に復帰した田中。石井監督やファンの期待に応える投球を披露することはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年01月28日 20時15分
「経緯や想いは会見で」マー君“カムバック”写真を投稿、楽天復帰に「本当に復帰するとは!」ファン歓喜 上原浩治氏はMLB経営に言及
これまで楽天(2007-2013)、ヤンキース(2014-)でプレーし、日米通算で「349登板・177勝81敗3セーブ・防御率2.94」といった成績を残しているプロ15年目・32歳の田中将大。28日、田中が今季楽天に復帰することを球団が発表し複数メディアもこれを報じた。 昨季まで所属していたヤンキースとの残留交渉が難航し、MLB他球団も獲得へ向けた動きをあまり見せていなかったため、今年に入り楽天復帰の可能性が取りざたされていた。球団公式サイトによると、田中の背番号は前回所属時に着用していた「18」に決定し、日程が決まり次第入団会見を行うとのこと。契約年数や年俸については掲載されていないが、各報道では今オフ巨人・菅野智之が記録した8億円(推定/球界史上最高額)を上回る年俸9億円(同)での2年契約で合意に至ったと伝えられている。 田中は日本球界で「175登板・99勝35敗3セーブ・防御率2.30」といった数字を残し、2013年には「28登板・24勝0敗1セーブ・防御率1.27」と驚異的な成績で楽天を創設初のリーグ優勝・日本一に導いた。チームは涌井秀章、岸孝之、則本昂大とエースクラスの先発を複数抱えるが、田中の復帰により先発ローテはさらに強固となった。 >>ヤンキース・田中の右ひじは既に限界? 現地メディアが指摘、楽天での快投で完治をアピールできるのか<< 田中の楽天復帰を受け、球界OBたちが自身のSNSを通じコメントしている。元日本ハムで侍ジャパン投手コーチの建山義紀氏は、28日に自身の公式ツイッターに投稿。「あの熱い投球がまた日本で見られるとなると、野球ファンの方は堪らないんじゃないでしょうか」と、田中の復帰で球界は盛り上がるのではないかと推測した。 2007~2009年にかけ田中と共に楽天でプレーした元楽天・磯部公一氏も、28日に自身の公式ツイッターに「バリバリのメジャーリーガーが、仙台に帰って来ますね 打倒ソフトバンクに向けて、最高の戦力ですね」と投稿。楽天は昨季パ・リーグ優勝のソフトバンクに「9勝15敗」と大きく負け越したが、田中の復帰で力関係が逆転するのではとの見方を示している。 元巨人・上原浩治氏は、28日に自身の公式ツイッターに「楽天すげぇな 田中将大選手が復帰…でも、それだけMLB の経営(運営)が苦しいんだろなぁ」、「どんなピッチングを魅せてくれるのか… 楽しみが1つ増えた」と投稿。MLB球団がコロナ禍などで財政難に陥っていることが復帰につながったのではと推測した上で、復帰後にどれほどの成績を残すのかを期待した。 今回の復帰劇に、ネット上にも「マー君楽天復帰!これは大ニュースだ!」、「ここ数日復帰の可能性が取りざたされてたけどまさか本当に復帰するとは!」、「2013年に楽天を頂点に導いてくれた大エースの帰還は本当に嬉しくて言葉が見つからない」、「自分は田中がヤンキースに行った後に楽天ファンになったから、初めてその勇姿を間近で見れると思うとわくわくする」、「まだ衰えていない状態での復帰だから15勝くらいは期待したいな」といった反応が多数寄せられている。 ファンやOBから大きな注目が集まる中、田中は28日に自身の公式ツイッターに投稿。本拠地・楽天生命パークで撮影されたと思われる自身の後ろ姿を捉えた写真を添え、「この度、楽天イーグルスと契約させていただきました。今シーズン、日本でプレーする決断に至った経緯や思いは、後日、入団会見を行う予定ですので、その席でお伝えできればと思います」と投稿している。 楽天は2013年を最後に、日本一はおろかリーグ優勝からも遠ざかっている。同年の快進撃の立役者である田中は、今季チームに8年ぶりの栄冠をもたらすことができるだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について建山義紀氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/tatetatetateyan磯部公一氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/isobekoichi上原浩治氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/TeamUehara田中将大の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/t_masahiro18
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スポーツ 2021年01月23日 17時00分
ヤンキース・田中、NPB復帰が低迷の引き金に? 楽天・石井監督も期待の帰還、上原・岩隈の二の舞を避けるポイントは
これまで楽天(2007-2013)、ヤンキース(2014-)でプレーし、日米通算で「349登板・177勝81敗2セーブ・防御率2.94」といった成績を残しているプロ15年目・32歳の田中将大。NPB復帰説が浮上し、プロ野球ファンの間で盛り上がりを見せている。 田中は昨季でヤンキースとの7年契約が満了したが、当初はヤンキースと再契約するのではとの見方が多数。ところが、今オフに入ると残留交渉が難航しているとの報道が複数伝えられた上、ヤンキースが16日(現地時間15日)に先発右腕のクルバーを獲得したため再契約は厳しい状況となっている。 ヤンキースがクルバーを獲得して以降はNPB復帰の可能性が取りざたされるようになった田中。ネット上には「自分のひいき球団に来てほしい」というファンの声が多数見受けられ、古巣である楽天・石井一久監督兼GMも「もし選択が日本ということになれば、帰ってきてほしいと言わない理由がない」と復帰の可能性に言及したことが伝えられている。 >>楽天・石井監督兼GMがマー君復帰を狙う切実な理由三木谷オーナーの“イニエスタ級”大盤振る舞いはあるのか<< 楽天時代に「175登板・99勝35敗3セーブ・防御率2.30」といった数字をマークしていることもあり、仮に田中が復帰となれば活躍は間違いないという見方は根強い。ただ、ここ3年でMLBからNPBに復帰した選手を振り返ると、その全員が活躍を見せているというわけではない。 巨人(1999-2008)、オリオールズ(2009-2011)、レンジャーズ(2011-2012)、レッドソックス(2013-2016)、カブス(2017)を渡り歩いた後2017年11月にカブスをFAとなった上原浩治は、翌2018年3月に古巣の巨人に加入しNPBに復帰。ただ、プロ20年目・42歳のシーズンとなった同年は中継ぎとして36試合に登板したものの、中盤から左ひざ痛を抱えたこともあり「0勝5敗14ホールド・防御率3.63」と黒星が大きく先行。同年オフには左ひざのクリーニング手術をしいられた。 この手術の影響で上原は翌2019年シーズンの開幕一軍入りを逃し、二軍でも調子は上がらず。これを受け上原はシーズン途中の5月に、「二軍で抑えられないようじゃ一軍では抑えられない」として現役を引退する決断を下している。 近鉄(2000-2004)、楽天(2005-2011)、マリナーズ(2012-2018/2018はマイナー)で活躍した岩隈久志は、2018年12月に巨人と契約しNPB復帰。翌2019年はプロ20年目・38歳と既にベテランの域に入っていたが、それまで日米通算170勝を挙げるなど実績は十分だったため「大物が来た」と期待する巨人ファンは少なくなかった。 ところが、岩隈は巨人加入直後からMLB時代に抱えた右肩のコンディション不良に悩まされ、2019、20年と2年連続で一軍登板なし。この不振もあり、岩隈は2020年オフに現役を引退している。 西武(2011-2017)、パドレス(2018-2019/2019はマイナー)でプレーし2019年限りでパドレスを退団した牧田和久は、同年11月に楽天との契約に合意しNPBに復帰。プロ10年目・36歳で迎えた2020年は52試合に登板し、「2勝2敗22ホールド2セーブ・防御率2.16」と安定した数字をマークしている。 牧田は活躍、上原、岩隈は不振という結果となっている直近のNPB復帰選手だが、後者2人は選手としては下り坂である40代前後で復帰。一軍戦力としてのフル稼働というよりは、集客面や指導面でメリットをもたらすことを期待されていた。一方、田中は現在30歳代前半とそこまで年齢を重ねてはいないため、両名のような不振に陥る可能性は高くはないだろう。 ただ、田中は2014年中盤から2015年序盤にかけ右ひじの故障に悩まされ、それ以降も右肩炎症や太ももの張りなどで複数回故障離脱している。上原、岩隈の両名もMLB時代から何度か故障に見舞われNPBでも怪我に泣いているため、この点はNPBへの適応に悪影響を及ぼす不安要素といえるが、コンディションに細心の注意を払えば牧田と同等、もしくはそれ以上の成績を残すことは十分可能と言えそうだ。 田中は1月2日に自身のツイッターに投稿し、「来季プレーをしたいチームを限定しておらず、自分に興味を持ってくださる全ての球団の中から考えています」と来たオファーは全て検討すると表明している。当然楽天をはじめとしたNPB球団のオファーも検討することみられるが、果たしてNPB復帰を決断することはあるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について田中将大の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/t_masahiro18
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スポーツ 2021年01月21日 11時00分
楽天・石井監督のマー君切望はリップサービスではなかった? 則本らも復帰への雰囲気づくりをサポートか
田中将大投手の行く先は、「日本人ネットワーク」で決まりそうだ。 ニューヨーク・ヤンキースの条件提示が田中の希望額に届かず、その後、最有力先として浮上したのは、サンディエゴ・パドレスだった。しかし、1月18日(現地時間)、そのパドレスから「新たなトレードが成立した」との発表がされた。パイレーツから先発右腕のジョー・マスグローブ投手を獲得した、と。 「先発投手層がさらに厚くなりました。レイズのエースだったスネルを獲り、カブスからはダルビッシュ有もトレード補強しており、今季は強固な先発ローテーションが編成されます」(スポーツ紙記者) 新たな先発投手の獲得は、田中争奪戦からの撤退も意味する。この一報を受けて、米メディアはブルージェイズ、ツインズが獲得に乗り出すとも伝えていたが、「最も可能性が高いのは、楽天帰還」と捉えるようになった。 「田中は年俸1500万ドル(約15億6000万円)以上を希望しているようです。2020年の年俸は2300万ドル。試合数削減で全額は支払われていませんが、田中側の考えでは、減額を受け入れるということですが、メジャー各球団は新型コロナウイルス禍で、高額年俸の選手と交渉できるところは限られており、『1500万ドルでも高い』と解釈しています」(米国人ライター) 金額を抜きにして交渉できるのが、古巣・東北楽天ゴールデンイーグルスというわけだ。 「石井一久監督兼GMが田中獲得の意向を表明したのは、18日(日本時間)。この時点では、『リップサービス』と捉えた日本のメディアもありましたが、石井監督兼GMはパドレスがパイレーツとトレード交渉している情報を聞かされていたみたい。オンラインで田中の代理人に正式交渉の申込みをしたとも聞いています」(球界関係者) >>楽天・石井監督兼GMがマー君復帰を狙う切実な理由三木谷オーナーの“イニエスタ級”大盤振る舞いはあるのか<< ブルージェイズには前巨人の山口俊、そして、投手コーチは、04年に横浜ベイスターズに在籍したピート・ウォーカー氏がいる。NPBでの成績はパッとしないが、日本人投手のレベルの高さを認めている指導者の一人で、チームが菅野智之に続いて田中獲得を検討した背景に、ウォーカーの進言があったとされている。 「ツインズには同級生の前田健太もいます」(前出・スポーツ紙記者) 楽天の後輩たちも“意味シンな言動”を見せていた。 これまで田中の自主トレに同行してきた則本昂大投手が、今年から自身のグループを結成し、「これからは自分が教えていく」と発言(16日)。さらに、田中に学ぶことができたから今の自分があるとも力説していた。 「日本人メジャーリーガーがNPBに復帰する時、『都落ち』みたいな雰囲気になります。田中もそういうことを気にしているのかもしれません。則本が『田中のおかげ』と言ったのは、チーム全体で歓迎すると伝えたからでしょう」(前出・球界関係者) 前出の米国人ライターによれば、田中サイドの交渉優先順位はブルージェイズ、ツインズ、楽天。しかし、ヤンキースで先発枠を務めてきた実績に見合う年俸を出せるかどうかとなれば、悲観的な声の方が多い。だから、ブルージェイズ、ツインズ両球団から「日本人ルート」の話も出てくるのだろう。田中が折れて米球界残留となる可能性もあるが、楽天は着々と帰還準備を進めている。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年12月17日 11時00分
ヤンキース・田中にライバル球団移籍が浮上? 首脳陣の意味深な“沈黙”、現地メディアも残留難航を予想か
田中将大が「ニューヨークを離れるのではないか?」といった声が出始めた。 ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ブーン監督がリモートによる会見に登場したのは、12月15日だった(現地時間)。主にオフの補強、その進展具合について語られ、「田中には残ってもらいたい。素晴らしいチームメイトであり、愛される存在だ」と訴えた。 この指揮官の言葉を受け、日本のメディアは「ヤンキースに残留」と解釈したが、米国ではそうは受け止めていなかった。「残留交渉が難行している、もしくは予定よりも遅れている」というのが、米メディアの見解だ。 米国人ライターがブーン監督のリモート会見をこう説明する。 「この会見の田中に関する内容を報じたのは、ごく一部でした。実は、ニューヨークの野球ファンの最大の関心は、今季、ア・リーグ首位打者に輝いたDJラメイヒュー内野手がヤンキースに残るかどうかで、田中の残留はその次。もちろん、田中には残ってもらいたいと思っていますが、ラメイヒューの残留を確実にしてから、田中との交渉に入るようです」 ラメイヒューは2019年1月に移籍してきた。本職は二塁だが、サード、ショートも守れ、今季は3割6分4厘で首位打者のタイトルを獲得した。ロッキーズ時代の16年にも同タイトルを獲得しているので、ア・リーグ、ナ・リーグの両方で首位打者を獲得した選手として、今オフの米FA市場の野手部門では、「注目の一人」と位置づけられていた。 交渉がラメイヒュー、田中の順番となるのは仕方ないとしても、それだけでは田中の残留が怪しいという根拠にはならないはず。 「ブーン監督の会見の数日前、ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMも取材に応じています。その時、ラメイヒューとの残留交渉については『最優先事項』と力強く語ったのに対し、田中のことを聞かれると、『選手会との規定で何も喋れない』と言っただけでした」(前出・同) チームの編成責任者であるキャッシュマンGMのコメントも影響していたようだ。 >>ポスティングの巨人・菅野、残留が濃厚?米メディアからは異例の提言も本人が「迷っている」と漏らしたワケ<< 日本人メディアの解釈では、球団サイドが多くを語らない場合、「交渉の細部を詰めている」と捉える。米国ではその反対のようだ。 もっとも、田中本人を知る日本のプロ野球解説者にヤンキースとの残留交渉について聞いてみると、「ニューヨークでの生活が気に入っている」と言う。残留濃厚のようだが、直接確かめたわけでないようだ。 「ヤンキースの交渉の優先順位ですが、ラメイヒューの次は田中。でも、地元メディアはラメイヒューの次は外野手のブレット・ガードナーだと捉えています。ガードナーはヤンキース生え抜きのベテランで、けっこう人気があるので」(特派記者) 仮に田中が3番手だとしよう。1、2番手の選手と話を詰めている間に、他球団と先に話がまとまってしまう可能性もある。昨今、同じくニューヨークに本拠地を構えるメッツが「田中に興味を示している」との報道もあるそうだ。田中がヤンキースからの残留条件を聞いてから、他球団とも交渉するとしているのなら、結論が出るのは正月明けということになりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年07月24日 11時30分
田中マー君が証明した「捕手は日本がイチバン!」
マー君こと、ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手が“怪我”に関する会見を開いたのは、7月14日(現地時間)だった。実戦形式の打撃練習に登板し、対戦した味方野手の打球が右の側頭部付近に直撃(同4日)。「その後、症状は出ていない」とのことだが、大事を取って、いったん開幕ローテーションは外れることになった(同時点)。この田中の出遅れが、日米の捕手事情の違いを考えさせる契機ともなりそうだ。 「ヤンキースの正捕手はゲーリー・サンチェスですが、昨季はメジャー全捕手の中でワーストタイとなる15失策を記録しています。でも、34本塁打を放っています」(米国人ライター)“日本式の配球”で一目を置かれている控え捕手もいる。カイル・ヒガシオカだ。日系4世で一昨年は何度か田中と組み、意気投合した。昨季はエース格のドミンゴ・ヘルマンと4試合、ジェイムズ・パクストンとも3試合だがバッテリーを組み、ともに防御率1点台のゲームを築き上げている。「田中効果」であり、ヒガシオカも「田中と他投手の好む配球を比べるのがとても面白い」と話していた。 日米間の捕手が占める試合の重要性、配球の違いだ。 その詳細は“企業秘密”だから、地元ニューヨークのメディアにも語られていない。日米間の捕手の違いとは…。 これは、ダルビッシュ有がメジャーデビューした頃、ア・リーグ中部地区の駐日スカウトが教えてくれた話によれば、「米国では、日本のように捕手がチームの勝敗を握るような位置づけはしていない」そうだ。配球面についても、こんな話もしてくれた。 「米国の捕手は味方投手の持ち球を全て投げさせようとする。それに対し、日本の捕手は試合前にやることが多すぎます。スコアラーがまとめた対戦チームの報告書を頭に入れ、そこから攻略法を話し合い、先発投手の状態を確かめ、試合終盤に出てくるリリーバーとも打ち合わせをしておかなければなりません。自分のウォーミングアップもあるし…」 田中は野村克也氏のもとでプロ野球人生をスタートさせた。故・野村氏がこうした「日本の捕手スタイル」を確立させたことは説明するまでもないだろう。 見方を変えれば、アマチュア時代から細部に渡った配球論を経験していない外国人捕手は「日本球界では不向き」ということになる。しかし、去る7月1日、中日は育成選手だったアリエル・マルティネスを「捕手」で支配下登録した。過去、何人かの外国人捕手がNPBでもマスクをかぶっているが、長続きはしていない。筆者もこのマルティネスをファーム戦で観たことがあるが、守備位置は一塁か、指名打者だった。とは言え、与田剛監督はマルティネスの強肩を買って、一軍でも捕手として試合で使っている。 関係者の一人が、中日が正捕手不在で泣いた2017年シーズンを指して、こう言う。「正捕手不在となり、森繁和監督(当時)が『外国人の捕手を探そうか?』と言い出したんです。日本流の配球を教えるのは難しいと反対意見も多かったんですが…」 バリバリのメジャーリーガーではなく、当時20歳そこそこのマルティネスを選択したところに、「日本で育てる」の意図もあったのだろう。 前出の米国人ライターによれば、日本流の配球を嫌うメジャー投手も少なくないそうだ。城島健司(現・ソフトバンクフタッフ)がメジャーリーグで苦しんだ理由もこの辺にありそうだが、WBCなど国際大会で、海外メディアが必ず口にするセリフがある。「日本の捕手は投手だけではなく、試合そのものをプロデュースしている」――。 今季、ヤンキースとの契約が満了となる田中は大型更新を勝ち取るため、是が非でも好成績を収めたいところ。日米の配球の違いを楽しんでいるヒガシオカがそれをサポートしてくれるのではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年07月06日 11時35分
ヤンキース・マー君にトレードの可能性 頭部打球直撃が引き金に? 放出先の有力候補も浮上
単なるアクシデントでは済まないだろう。 ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手がキャンプ再開初日(7月4日/現地時間)、頭部に打球が直撃するアクシデントに見舞われた。対戦形式の練習に登板し、打球が田中に向かって一直線で跳ね返ってきたのだ。田中は首をすくめ、グローブを出したが、間に合わなかった。 「チームメイト、スタッフが駆け寄り、騒然となりました。最後は自身の足で歩き、ベンチに下がって行きましたが。病院で精密検査を受け、『異常ナシ』と診断されたものの、大事を取って、いったん開幕ローテーションから外れるのではないかと思われます」(特派記者) 田中は自身のツイッターやインスタグラムで「大丈夫です」とも伝えていたが、メジャーリーグは頭部に関する出場規約が厳しく作られている。その後、「脳震盪」というブーン監督の発表もあっただけに、慎重にならざるを得ないだろう。 「メジャーリーグに移籍して以来、6年連続の2ケタ勝利を収めています。今年は試合数が少ないので、その記録はストップしてしまいそう」(前出・同) 気になるのは、田中の契約だ。今季が7年契約の最終年である。試合数の激減、今回のアクシデントは考慮されるはずだが、最終年が成績ダウンとなれば、来年以降の新たな契約にも影響してくるだろう。減額提示、あるいは、田中サイドが希望する5年前後の長期契約も難しくなってくる。 「契約期間は3年、4000万ドル(約43億円)と更新内容が予想されていました。新型コロナウイルス禍で無観客試合は避けられず、当初の予想よりも低い金額になりそう」(米国人ライター) 田中の最大の武器は、ポストシーズンマッチに強いこと。メジャーリーグでは、ペナントレースの成績がイマイチでも、ポストシーズンマッチで活躍すれば昇給するという。しかし、こちらも一連の新型コロナウイルス禍で通常の交渉となるかどうか、疑問だ。 >>巨人、ウィーラーに続くトレードの可能性コロナ禍で吹く追い風、ソフトBの年俸額も抜き返すか<< また、契約最終年にかける意気込みについて、こんな情報も聞かれた。 「田中はノーワインドアップ投法でしたが、今年からワインドアップ投法に変えています。ボールに勢いを増すためのマイナーチェンジです。春季キャンプが途中で打ち切りとなったため、新しい投球フォームの実戦テストがまだなんです。実は、頭部に打球が直撃した4日が初めて、バッターに対して投げたものなんです」(前出・同) 気の早い話ではあるが、仮にヤンキースが優勝戦線から脱落してしまった場合、今回の出遅れが「トレードの引き金」になるかもしれない。下位低迷のチームが優勝争いを繰り広げているチームに高額年俸の選手や契約最終年の選手を放出するのは、よくあること。田中は「トレード拒否権」を持っているが、フィリーズには元ヤンキース指揮官のジラルディ監督がいる。そのことを指して、「田中の慰留契約が難行すれば、フィリーズに放出。田中もジラルディ監督のいるフィリーズならトレードを受け入れる」との見方も、米国内にはあるという。 打球直撃は大ケガにつながらなかったのは、不幸中の幸い。しかし、調整はもちろん、実戦テストが十分にされないまま、ペナントレース本番を迎えることになるかもしれない。田中にとって、つらいシーズンにならなければいいのだが…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年05月07日 20時30分
松井秀喜氏、入団決定前にヤンキースのユニフォームを着ていた? 実は3年前から密かに移籍を視野、ニューヨークへの想いを語る
元プロ野球選手の松井秀喜氏が、6日放送の『池上彰×松井秀喜inキューバ』(テレビ東京系)に出演。2002年オフのヤンキース入団にまつわる裏話を告白した。 番組では松井氏とジャーナリスト・池上彰氏が共に今行きたいと望んだというキューバの市街地や球場などを巡り、その後ヤンキースの本拠地であるヤンキー・スタジアム(ニューヨーク)で対談を行った。その中で、松井氏はヤンキース入団前後の裏話を明かした。 1993年から2002年まで巨人でプレーした後、同年12月に海外FA権を用いてヤンキースに移籍した松井氏。メジャー、そして意中の球団であるヤンキースに行きたいと意識し始めたのは巨人時代の最後の3年間(2000-2002)あたりだったという。なお、松井氏は1999年10月14日にヤンキー・スタジアムで行われたヤンキース対レッドソックスの一戦を現地観戦しているが、これが移籍決断の要因になったとされている。 「巨人時代の最後(2002年)は日本一になってすごく良い終わり方をしましたので、そこから『じゃあ、FAで行きます』というのは言い出しづらい感じ」だったという松井氏。それでも「あそこでやりたい」という思いは消えず、2002年オフにヤンキース入り。当時の報道では代理人に対し「まずはヤンキースと交渉してほしい」と要望を出していたことや、当時の巨人・長嶋茂雄監督(現終身名誉監督)からも「メジャーに行くのならヤンキースのユニフォームを着ろ」と後押しを受けていたことなどが伝えられている。 同年12月の入団決定直後にニューヨークを訪れた際、まず最初に2001年9月11日に起こったアメリカ同時多発テロの跡地『グラウンド・ゼロ』に足を運んだという松井氏。そこで、「これからニューヨークで野球をやっていく」と、その光景をまぶたに焼き付けたそう。 翌2003年1月に入団会見に臨み、背番号「55」のユニフォームを初披露した松井氏。ただ、松井氏によると2002年オフの日米野球(11月10日~17日)中に、MLBオールスターチームの一員だったヤンキース・ジアンビからユニフォームをもらっていたとのこと。松井氏はヤンキースが意中の球団であったことから「東京の家でこっそり着てました。ジアンビ(のユニフォーム)なので背番号は25番でしたけど」と明かし、池上氏も「初めて聞いた」と驚いていた。 今回の放送を受け、ネット上には「日米野球ってまだ入団決まる前じゃなかった?そこでヤンキースのユニもらうのはなんか奇遇だな」、「移籍当時は『急に何言ってんだ』って感じだったけど、3年も気持ちを抱えたまま巨人で戦ってくれてたのか」、「911の跡地に足を運んでたのは知らなかった。異国の地で野球やる決意は相当強かったんだな」といった反応が多数寄せられている。 現役時代に巨人(1993-2002)、ヤンキース(2003-2009)、エンゼルス(2010)、アスレチックス(2011)、レイズ(2012)でプレーした45歳の松井氏。現在はヤンキースでGM付特別アドバイザーを務め、ヤンキース傘下のマイナー球団を巡回し指導を行っている。 MLB時代に「1236試合・.282・175本・760打点・1253安打」といった数字をマークし、2009年のワールドシリーズではMVPに選出されている松井氏。その松井氏が語ったヤンキース移籍直前の裏話に驚いたファンも多かったようだ。文 / 柴田雅人
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