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大河ドラマ『青天を衝け』、豪華な映像やセットは『麒麟がくる』のおかげ? 今後の利益にも期待か

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吉沢亮

 俳優の吉沢亮が主演を務めるNHK大河ドラマ「青天を衝け」の2月28日放送の第3話の世帯平均世帯視聴率が、関東地区で16.7%(ビデオリサーチ調べ、以下同)を記録した。

 同ドラマは、日本初の銀行など約500の企業設立や経営に関わった“日本資本主義の父”渋沢栄一の人生を描く物語。吉沢は大河初出演にして主演を務めている。

 前週の16.9%から0.2ポイント減となったが、同時間帯のテレビ朝日系「ポツンと一軒家」(15.4%)、日本テレビ系「世界の果てまでイッテQ!」(13.6%)を上回り、3週連続で同時間帯での首位をキープした。

 2月14日に放送された初回は20.0%で、13年の綾瀬はるか主演の「八重の桜」以来8年ぶりの大台発進となった。

 「明治時代が舞台の作品は、これまでなかなか数字が取れないと思われていたが、制作サイドが予想していたよりも高い視聴率の推移となっているようだ。吉沢もプレッシャーから解放されたのでは」(NHK関係者)

 ​>>朝ドラから大河主演に昇格する出世魚俳優、次は誰? 中川大志にはNHKとの不思議な因縁も<<​​​

 ドラマの初回のオープニングシーンでは、ドローンで撮影された映像が流れ、そのクオリティーの高さはネット上で話題になったが、実は莫大な制作費が投入されているというのだ。

 「前作の『麒麟がくる』はコロナの関係で大規模ロケができなかったため、制作費が余ってしまい、その金を『青天』に回すことができた。そのため、オープニングシーン撮影のために群馬県内の広大な土地に5億円以上もかけてセットを作ったのだとか。民放関係者からさっそく、NHKに問い合わせが殺到しているようだ」(放送担当記者)

 そして、そのセットはNHKに莫大な利益をもたらすことになりそうだという。
 「いずれ、一般視聴者公開されテーマパーク仕様にしたり、他局に貸し出すことになるだろう。なので、数字が取れなくてもNHKからしたら万々歳」(同)

 今作では立派な“大河ビジネス”が成り立ちそうだ。

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