渋沢は「日本資本主義の父」と呼ばれ、約500もの企業を育て、同時に約600の社会公共事業にも関わった人物。晩年は民間外交にも力を注ぎ、ノーベル平和賞の候補にも2度選ばれた。
ドラマは、幕末から明治にかけ、時代に翻弄され挫折を繰り返しながらも、青天を衝くかのように高い志を持って緻密な計算と人への誠意を武器に、未来を切り開いた渋沢の生涯を描くという。
「来年の大河ドラマは『本能寺の変』で知られる明智光秀の生涯を描いた『麒麟がくる』で主演は長谷川博己。長谷川といえば、主演映画『シン・ゴジラ』の大ヒットなどで知られているだけに、大河俳優としての格は問題ないが、吉沢はブレーク中ながら、まだ大河主演は早いのでは、というタイミング。NHKとしてはなかなか大胆な起用となった」(芸能記者)
そこで浮上しているのが、NHKが吉沢の所属事務所に突き付けた“交換条件”だというのだ。
「吉沢の事務所の先輩はサザンオールスターズだが、サザンの今年と来年の2年連続の紅白出演と、サザンか桑田佳祐が大河の音楽を担当するという条件を突き付けたようだ。今年の紅白では桑田佳祐が手掛けた今年末公開の映画『男はつらいよ お帰り 寅さん』の主題歌とサザンの曲を、五輪イヤーの来年はまだ完成していない民放各局共同の五輪応援ソングを歌うことになりそう。大河の音楽も話題になりそうだ」(レコード会社関係者)
今後、サザンと桑田をNHKで見る機会が増えそうだ。