建山氏は、今季からレンジャーズに加入した有原航平(前日本ハム)が同日にアリゾナでのオープン戦に登板したことを伝える記事のリンクを引用し投稿。有原は2イニング相当(1、2回ともに途中打ち切り)、打者11人に投げ「3失点・被安打5・四死球2」と打ち込まれたが、建山氏は「全く問題無いでしょう。乾燥したアリゾナでメジャー球を操作するには経験が必要です」と、乾燥した気候での投球に慣れていないだけで今後は適応するだろうと分析した。
話題となっているのは、同投稿内にある「歴代日本人投手も初年度は皆苦しんできました。上原浩治に至ってはアリゾナでの防御率が8〜9点台だったと記憶があります」という文言。建山氏は現役時代にレンジャーズでプレー(2011年途中~2012年)した上原氏を引き合いに出し、その上原氏も乾燥への適応にかなり苦しんでいたと述べた。
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投稿内で唐突に上原氏の名が挙げられたからか、ネット上には「有原の話の流れで突然上原がいじられててちょっと驚いた」、「嘘だと思って調べたら、2012年の上原のOP戦防御率は10点台だったから本当だった」、「2人の関係性を知らない人が見たら、上原が不当に晒されてると勘違いされるんじゃないか?」と驚く声が多数寄せられている。
一方、引き合いに出された上原氏は建山氏の投稿に返信する形で「シーズンで結果を出せばいいんです!」と自身の公式ツイッターに投稿。大事なのはOP戦ではなくシーズンの結果だと主張している。
「建山氏と上原氏は東海大仰星高時代の同級生で、プロ入り後もレンジャーズで共にプレー(2011年途中~2012年)した旧知の仲。その関係性は今でも良好なようで、今年1月下旬には森本稀哲氏(元日本ハム他)も交えてリモート飲み会を行ったことをお互いに自身のツイッターで明かしています。グラウンド内外で上原氏のことをよく知っているからこそ、今回の投稿であえて挙げたのかもしれません」(野球ライター)
上原氏は2012年のOP戦防御率が「10.61」だったが、その後のシーズンでは同「1.75」ときっちり結果を出している。有原も上原氏と同じように、同戦を含めたOP戦登板をシーズンにつなげることはできるだろうか。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
建山義紀氏の公式ツイッターより
https://twitter.com/tatetatetateyan
上原浩治氏の公式ツイッターより
https://twitter.com/TeamUehara