歌の上手い女性は、盛り上げ役を買って出て、トップバッターで歌い上げる。その美声に、周りの男たちは聞き入るだろう。だが、いくら歌が上手くても、男心を引き寄せるまでには至らない。むしろ、歌が下手な女性の方に、男は関心を示すのだ。
歌の上手い女性は、自分でもそれが分かっている。だから、歌っている最中や終わった後、どうしてもドヤ顔になっている。男たちは、そんな表情を見逃さない。それに、歌が上手いと称賛を得ることで調子付き、終わってすぐに選曲に入ってしまい、他人の歌を聞いていないことが多い。こうした態度は、男性からの評価を下げてしまう要因となる。
対して、歌の上手くない、自信のない女性は、しゃしゃり出ることがない。部屋の隅で控えめに手拍子などを打って、人の歌をよく聴いている。状況がよく見えているので、飲み物が足りなくなった時など、率先して注文にあたる。男性からすると、非常に好印象だ。
>>ポジティブすぎる男は女性からウザイと思われてしまう理由<<
しかし、「○○ちゃん歌ってないよね」の声が上がり、1度は順番が巡ってくることになる。ここで、デキる女性は拒まない。1曲選んで、マイクを握る。もちろん、上手いに越したことはないが、この場面で上手いと、出し惜しみしていたように感じさせてしまう。どうして今まで歌わなかったのかと、反感を買ってしまう場合も。だからむしろ、下手な方がいい。
下手でも、一生懸命歌うのだ。せっかく盛り上がった雰囲気を壊さないようにと、下手でも頑張って歌う。そんな姿が、男性の目に健気に映る。いい子だ…と印象を抱き、支えてあげたいと思うのだ。
大事なのは、歌える曲、歌いやす曲を、2~3曲用意しておくことだ。その中から、誰かが歌ったものと被らないよう選曲すればいい。頼りない歌声で歌い上げれば、男はもう君に夢中さ!
文/恋愛ライター・小島康明
写真/Juan_Alvaro