メインイベントでは、2.28大阪・大阪城ホール大会でIWGPインターコンチネンタル選手権が決定したチャンピオン飯伏幸太と挑戦者の内藤哲也が、それぞれ永田裕志、鷹木信悟をパートナーに従えて前哨戦を行った。試合は序盤、内藤と飯伏はじっくりとしたグラウンドの攻防を展開。内藤はカミゴェ封じか、飯伏のヒザに狙いを定め、着実にダメージを与える。鷹木と永田は気迫あふれる真っ向勝負を繰り広げる。最後は鷹木がラリアットで飯伏を場外に分断し、内藤が永田にデスティーノを決めてカウント3。
コメントブースに現れた内藤は「ミラノコレクションはカメラを構えるのが遅すぎるよ。早くしないとさ、時間がないんだよ、俺も。もうちょっと写真を撮るなら早く手際よく作業していただきたいよね。ねえ、ミラノコレクション A.T 選手。2本のベルトを1本に統一するというプランに対しての、俺の最大の反対意見。ただ、ベルトをどう扱おうがそれはチャンピオンの自由だし、何を提案しようがそれはチャンピオンの自由。まあ、今回の件に関しては会社の、新日本プロレスの了承が必要なことなのかもしれないけど、飯伏が何を主張しようがそれはチャンピオンだからね。彼の自由だと思いますよ。それから、昨日のバックステージコメント、読んでいただきました?ちゃんと一字一句読んでいただけました?昨日、最後の方に言った、俺がインターコンチネンタル王座を選んだ最大の理由、それは ……このタイミングじゃないかな?しかるべきタイミングが訪れた時、俺はハッキリと言いますよ。まあ、残念ながら今回は俺が大阪城ホールでインターコンチネンタル王座を獲ったとしても、そのしかるべきタイミングというのは訪れないかもしれないけどね。さあ、ここまでで何だと思う?何だろうな?いろいろ考えるでしょ?その時間を是非楽しんでくださいよ。答えはもちろん、トランキーロ!あっせんなよ!じゃあ、また明日もここ後楽園ホールでお会いしましょう」と謎かけを並べながら控室へ。
飯伏は「僕には全く理解ができない。何を言っているのか本当にわからなくて、本当に教えてほしい。インターコンチを守りたいのか?壊したいのか?なぜ壊したいのか?僕は二つとも守りたい。なぜインターコンチだけを懸けて、なぜインターコンチを獲って、壊したいのかを聞きたいんです。だったら、二つ獲って、一つを手放せばいい話じゃないですか?僕は二つとも守りたい。本当に。だから、(肩にかけている IWGP とインターコンチの2本のベルトを抱きしめるようにして)これを一つにしたい」と内藤の発言に困惑しつつ、改めて二冠統一を宣言した。
◆新日本プロレス◆
『Road to CASTLE ATTACK』
2021年2月15日
東京・後楽園ホール
観衆 331人
▼タッグマッチ(30分1本勝負)
飯伏幸太&●永田裕志(16分26秒 片エビ固め)内藤哲也○&鷹木信悟
※デスティーノ
(どら増田)