第5話は、剣崎元春(大倉忠義)は夕食の約束のため銀行に迎えに来た妻・沙也佳(瀧本美織)に、建石澪(広瀬アリス)の頭に手のひらを乗せている姿を見られてしまう。頭の上にほこりがついていたとごまかす元春だが、一方、澪は元春の手のひらの感触に動揺していて――というストーリーが描かれた。
※以下、ネタバレ含む。
これまで優柔不断すぎる態度で、幾度となく視聴者を怒らせてきた元春。第5話では、そんな視聴者の気持ちを登場人物が代弁してくれる場面があったという。
話題になっているのは、終盤、交際を始めた澪と津山(松下洸平)に嫉妬し、もう一度過去に戻るため、平成22年の硬貨を持ってゲートを探す元春の姿。しかし、かつてあったゲートは現れず、元春は小池良治(生瀬勝久)を探し出し、「どうしたら過去を変えられますか? 過去を変えることができたあの料金所が捜してもないんです」と訴えた。
「しかし、そんな元春に対し、小池は『とんだいかれた野郎だ』とドン引き。それでもまったく引き下がろうとせず、『澪をモンスターにしたのは俺でした』と自己満足の反省をし、澪とやり直したいと語り出した元春に、小池は『お前が望んで心の底から望んでこの人生選んだんじゃないのか?』と指摘。さらに、『覆水盆に返らず。後の祭りだ』『心が痛むか? その痛みお前がこの人生で引き受けろ。男らしく彼女の幸せ祈ってやれ』と叱責していました」(ドラマライター)
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この小池の言葉に視聴者からは、「言いたいこと言ってくれてありがとう!」「完全に論破してたわ」「小池さんがまともで救われる」という声が集まっているという。
「負担を掛け続け、結果、澪が笑わなくなった原因を作ったのは自身だとようやく心の底から実感していた元春ですが、それでも小池に対し、『寂しい思いをしてたことに全然気付かなかった』『澪を誰にも渡したくない。俺が本当に望んでるのは澪と一緒にいることです。澪を愛してる』などと吐露。その様子に視聴者からは『人に取られたから惜しくなっただけ』『子どもまで消したのにクズすぎ』といったブーイングが集まりました。しかし、そこで甘やかさず、もう一度過去に戻ることは出来ないと突きつけた小池に、スカッとした視聴者が多かったようです」(同)
一部視聴者からは“クズ春”といった不名誉な愛称で呼ばれている元春。小池の言葉は響いたのだろうか――。