第4話では、碧(菅野美穂)の小説『私を忘れないでくれ』が、人気バンドのボーカル・ユウト(赤楚衛二)主演で映画化されることが決定する。しかし、編集長の小西(有田哲平)は原作の内容を勝手に変えようとするユウトの言いなりに。映画化を受け入れないと次の作品も書かせないという暗黙の条件を前に、碧のプライドは傷つき――というストーリーが描かれた。
※以下、ネタバレ含む。
これまでも歌手の米津玄師を“陽キャ”の音楽とし、隠れオタクである光(岡田健史)に「米津玄師とかヒゲダン縛りとかつれえ。俺はアニソン縛りで行きたい」と言わせたりなどのセリフが物議を醸してきた本作。第4話では、映画の脚本家のあるセリフに猛批判が集まったという。
「問題となっているのは、映画の脚本が原作から改変され過ぎて辻褄が合わなくなり、それを漱石(川上洋平)が抗議に行くというシーン。漱石は脚本家のオフィスに行って抗議すると、実は本人ではなく、アシスタントが脚本を書いていたことが判明。さらにこの映画について、『アイドル映画』と言い、ヤンキーの高校生がボウリングの待ち時間に地方のイオンで見る映画』『辻褄なんか合わない方が喜ぶんだよ。ツッコミどころ満載! とか言って、自分の頭良くなった気持ちになってさ』と言い放っていました。しかし、このセリフに視聴者からは、『イオンも地方も馬鹿にしてる』『もっと言い方あるでしょ…』『そういう括り方をされたことが不快』という苦言が集まりました」(ドラマライター)
>>ドラマ『ウチカレ』に「古すぎてついていけない」の声 名シーンのつもりが「ただの不法侵入」と批判も<<
また、他にも批判を集めたシーンがあった。それが、漱石が脚本家にあしらわれた後、ユウトにも直談判しに行った一幕。
「直談判直前、ユウトも自身の楽曲をプロデューサーに納得の行かないアレンジをされてしまったことから、漱石の訴えに対し、原作の改変には違和感を抱いていたと告白。さらに自身の過去を振り返り、『俺は餃子屋でドブネズミみたいにバイトしてる時給900円のフリーターだったけどさ、その頃から水無瀬碧の小説が本当に好きだったんだよ』と明かしていました。しかし、このセリフにも視聴者からは、『誰かをセリフで傷つけないと気が済まないのか?』『それより低い時給で働いてるフリーターはドブネズミ以下?』という抗議が集まっています」(同)
視聴者が傷つく恐れのあるセリフに、困惑の声が多く集まってしまっていた。