第3話は、ゴンちゃん(沢村一樹)の元に見合い話が舞い込むも、碧(菅野美穂)は、ゴンちゃんが結婚すれば今までのように気軽に鯛焼き屋「おだや」に入り浸れなくなることに複雑な思いを抱いていた。さらに、恋をしていないと恋愛小説が書けない碧は、新作小説がはかどらず仕事もスランプに。碧は漱石(川上洋平)の後押しでゴンちゃんとデートすることになるが――というストーリーが描かれた。
※以下、ネタバレ含む。
2人はデートでボブ・ディランのコンサートに。テンションの上がった2人は、廃校になってしまった母校の小学校の近くを通りがかり――という展開があったが、視聴者から冷たい声が集まっているという。
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「校庭にバスケットボールが転がっているのを見つけたゴンちゃんは、そのまま碧とともに閉鎖された門を抜け、校内に。さらに校舎に入って電気を点け、思い出を振り返りながら母校を巡り、廊下を走ったりなどしていました。しかし、この様子に視聴者からは『ただの不法侵入』『何年も前に廃校になったはずなのになんで電気点くの?』『施錠してるの乗り越えて電気つけて学校回るって通報されておかしくない』という厳しいツッコミが噴出していました」(ドラマライター)
実はこの展開、本作の脚本を務める北川悦吏子氏が1995年に手掛けた名ドラマ『愛していると言ってくれ』(TBS系)と同じだという指摘が挙がっているという。
「同作第8話で描かれたのは、豊川悦司演じる主人公と常盤貴子演じるヒロインが、夜中に主人公の母校の大学に忍び込むというシーン。警備員から隠れてキスをするという演出に、当時は『ロマンチック』と絶賛が集まっていました。しかし、時代も変わり、現在はドラマ内の行動にも厳しい指摘が集まる状態。視聴者からは、『あの頃はいいシーンだったけど、今じゃ犯罪としか思えない』『脚本家の感性が90年代で止まってるのでは?』『古すぎてついていけない』という声が集まっています」(同)
90年代に評価されたシーンの再現は、2021年のドラマ視聴者には通用しないようだ。