問題となっているのは、「成人の日」である1月11日に猪瀬氏が投稿したツイート。今年の成人式はコロナ禍の影響で中止なども相次いでいるが、猪瀬氏は「成人式はきわめて空疎な式典だ」と断罪した。
現在74歳の猪瀬氏だが、「僕の時代は大学進学率が12%ぐらいで大学生は成人式には行かなかった。大部分は中卒・高卒で社会人となり仕事も慣れたところで、成人式は通過儀礼としての意味があった」と当時成人式に参加していたという20歳の社会人には意義のあるものだったとのこと。しかし、「いま大学進学率50%+専門学校、ほとんど学生だ」と現状について指摘し、「いま成人式をやる意味はない。卒業式で充分だ」とつづった。
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このツイートに対し、猪瀬氏の元には、「確かに大学生は22歳まで学生気分が抜けず、成人式したところで大人らしくなれてない」「賛成!家族で祝うだけで充分」「少なくとも自治体主催でやる必要性はない」という賛同の声が殺到することに。
一方では、「二十歳という区切りで当人だけでなく親にとっても大事な式典になってるということを分かっていない」「成人式があることでどれだけの経済効果があると思ってるの?」「通過儀礼として大人の自覚を促す機会として必要だと思う」といった反対意見も寄せられていた。
成人式中止の地域からは残念がる声が聞かれているほか、成人式に関わる業者の損失なども報じられており、大きな経済効果があったことを改めて実感している人も多い。この前代未聞の機会だからこそ、式典について改めてて考え直した人も多くいたようだ。
記事内の引用について
猪瀬直樹公式ツイッターより https://twitter.com/inosenaoki